デパ地下

先日、所用で京都に行きました。用事を済ませて、帰りの新幹線までには少し時間があったので、駅近くのデパ地下を覗いてみることにしました。

旅先のスーパーとかデパートの食品売り場は結構好きなんです。その土地の自然の産物に出合えるし、買い物のお客さんも大体がその土地の人なので、土地の空気も感じることができますから。もちろん、食いしん坊だからっていうのもありますけどね。

さて、肉や魚の生ものは無理としても、かさばらない野菜ならおみやげに持って帰ることができるかなと、期待しながら、西日本の野菜を探してみました。

ところがです。
意外や意外。東北や北関東の野菜や果物が目に付きます。地元や西日本産の野菜はそれほど多くない感じでした。流通網の発達て、主要産地の作物は時季を逃さず、日本中に隈無く配送されるのでしょうね。今さらながらすごいなあと思いました。

群馬、茨城、福島、山梨、山形などなど。もちろん、これがデパ地下でなく、地元の八百屋さんやスーパーだったら、もっとバラエティに富んだ地域の農産物があったのかもしれませんが・・・。

結局、ほしかった物は見切り品のワゴンの中に。大分産のピーマンとニラ、京都産の小ナスがおみやげになりました。それから、定番の生八つ橋も(こちらは見切り品ではありませんよ)。

旅先のデパ地下って、手軽でちょっとした発見もあって、私にとってはなかなか面白い所です。

ホットケーキミックスの小麦粉は?

この頃、小麦製品に放射性セシウムが見つかることが多いと聞いたので、先週購入したホットケーキミックスについて、メーカーに問い合わせてみました。

昭和産業 350g 赤い紙箱のパッケージです。

メーカーに依れば、
材料の小麦粉の産地は製造年月日によって異なるそうです。ちなみに手元にあった製品は、2013年5月25日の賞味期限でした。この原材料については、外麦(アメリカ産)が大半で一部国産が含まれているとのこと。国産の産地を訪ねると、この日付の場合は、北海道産だそうです。

何が配合されるかは製造日によって異なり、国産でも北海道以外の群馬や茨城などの場合もあるとのこと。問い合わせる場合は、賞味期限の年月日を告げて確認する必要があります。

たぶん外麦100パーセントと思っていたので、意外でした。一般的に、小麦製品は安くて安定供給できる外国産が大半で、特にお菓子用の薄力粉などは100パーセント外麦だと思っていました。以前から国産も配合されていたのか、最近になって混ぜられるようになったのかはわかりません。

従来、「国産」や「北海道産」などの表示は、それ自体が付加価値で、値段もその分高くついていたように思います。今やそれが、国産表示もなく外麦に混ぜられているのが、なんとなく釈然としないのですが・・・。

今日、スーパーに行ったついでにホットケーキミックスの棚を覗いてみました。すでに日付は6月15日の物。この製品の原料産地を知りたければ、もう一度問い合わせを、ということになります。なかなかにメンドイ。私みたいにマメでない者には無理です。メーカーには「個体ごとに問い合わせなくても、安心して買える表示をしてほしい」と要望はしましたが、障害はいろいろとありそうですね。

安全と言われても

ご無沙汰です!

春から仕事が立て込んでいたこともあり、この暑さでちょっとバテ気味。まだこれから夏本番だというのに・・・。皆さまもご自愛くださいませ。

さて、買い物に行くと夏野菜が続々と売り場に並ぶようになりました。とうもろこし、枝豆、梅、らっきょう、いちじく、露地物のキュウリやトマトなどなど。例年なら夏野菜が続々登場すると、なんだか嬉しくなってしまうのですが、今年は複雑です。放射能の心配がずっと続いているからです、そしてますます安全性は不透明になっています。

現在、野菜の放射能汚染調査は、ある地域の野菜から暫定規制値を上回る物が出た場合、その地域の同一種類の野菜がすべてストップされる仕組みです。その地域=つまり、村や町や市全体がその野菜については出荷できなくなります。出荷制限は自治体単位なのです。

でも、これっておかしくないですか?

放射能は自治体単位で降ってくるわけではないので、地形や風向きを考えて、できるだけ細かく測定して、どの地域が安全かを判断すべきでしょう。それを野菜ごとに計って公表すれば、かなり分布や状況がわかってくるのではないでしょうか?そうした測定記録が積み重なれば、他地域の参考にもなると思います。

そうでないから、結局、測定からすり抜けた安全でない物も当然市場に出ているはずですし、逆に、安全であっても廃棄処分になったり、福島産というだけで売り場で避けられてしまっている野菜もあるでしょう。

検査の方法も、流水で20秒間洗った後、軽くペーパータオルで拭き取ってから計測しているとのことですが、事故前には洗わずに計っていたものが、事故後には洗って計るように指導されたのはなぜでしょう?厚労省によると「洗ってから調理するのが普通だから」だそうですが、だったら事故前にもやっていなくてはおかしいですね。

そして、事故後、3月17日に、それまでの暫定規制値を大幅に上げてしまったことも変ですね(一例、セシウムの規制値370ベクレルを、事故後は500ベクレルに)。
安全だと宣言されても、499ベクレルでも規制値以下ですから。「安全」の一言で片付けられて、数値が幾らなのかさえ知らされません。

こうして消費者は、安全かどうか見極めようのない食品から、それでも何かを選んで食べなくてはなりません。丹誠込めて作った作物が売れないことは、農家にとってはどんなにか辛いと思いますが、将来世代のことを考えると、ここは政府がきちんと計って数値を公表し、消費者が判断する材料がほしいです。そして、農家へは東電や国が賠償をすることで原発事故の被害の重大さと、責任の重さを推進した人達はしっかりと感じなくてはいけないのだと思います。それがなければ再び同種の人災を招く事になるのではと危惧します。

真っ赤に熟したトマト、つやつやのピーマンを横目で見ながら、ため息ばかりが出てしまいます。消費者は安全な食べ物を要求する、生産者は安心して作物を作れる環境を要求する。そして売ってはいけない物については補償をと要求する。そうした道筋をつけないと、このまま国民みんなで汚染食品を分け合って食べ、当事者は事故の責任さえうやむやにして、また懲りずに同じ道を歩み始めるのではと心配です。

迷った末に、地場(埼玉)産のモロッコインゲンを買いました。
早速食卓に。
お味は、おいしかったですよ(^ ^


食材選びに悩む日々

最近、食材を選ぶのに苦労しています。でも、私どころではなく、小さいお子さんをお持ちの家庭では気を遣っておられることでしょうね。何を買ったらいいのか、すご~く迷います。迷いに迷って買った後も、なんだかすっきりしないし・・・。これもみんな放射能のせいです。

今日は、茨城産のキャベツが、なんと2個で98円でした!「訳あり」となっていましたが、訳って何でしょうね?茨城産のピーマンも、このところずっと山のように安売りされています。売り場の野菜は茨城以外に、栃木、群馬、埼玉と。改めて北関東は野菜の一大産地だったのだなあと、日頃の恩恵をしみじみ思います。

茨城は仕事で度々訪れたこともあり、のどかな田園地帯に広がる畑の幸、そして海の幸、加えて土地の人の温かいおもてなしを、今でも懐かしく思い出します。

茨城に限らず、関東産の野菜は、汚染の濃淡はあれ同じような状況なのだろうと思います。そして、日本中、野菜だけでなく食べ物すべてに、「大丈夫かなあ」という不安な思いがつきまといつつあります。

国や自治体が、地域ごとに細かく放射能の汚染度を測定してくれれば、安全な物を選んで買うこともできますが、安全な物もそうでない物も入り交じっているので、結果、不安なままみんなで分け合って食べることになるのでしょうね。

それでも、気をつければそれなりに身体に取り込む量は減るといいますから、気を取り直して買い物をしなければ。

そんな中、先日、実家から「発掘」してきた20年物の母が漬けてくれた梅干し。母が子や孫に食べさせたいと残してくれたものですが、いろんな意味で、いっそう貴重な存在になりました。

さて、こんなサイトをまとめてくださった方がいます。
放射能汚染食品情報 
メーカーへの問い合わせ結果や、読者からの情報など。

新茶の季節を前に

ここ関東では、田んぼに水が張られて、そろそろ田植えが始まりました。緑茶の好きな人は、新茶を心待ちにする時季ですね。

そんな折も折・・・、

神奈川県南足柄産のお茶の葉から放射性セシウムが暫定規制値を超えて検出されました。(5月9日に採取)。1キロ当たり550ベクレルと、570ベクレルだそうです(500ベクレルが規制値)。

汚染は福島や北関東だけではないだろうと思ってはいましたが、実際に検出されたとなるとやはりショックです。神奈川出身の私としては、生まれ故郷が汚染されてしまったのだなあと、今さらながら、福島県で農業に従事していた方の悔しさが思われます。足柄は地形的に盆地のようになっているので、雨が降ったりして放射能が溜まりやすかったのでしょうか。

半減期の短いヨウ素は検出されていないところをみると、最近になって汚染されたのではないようですね。市場には、安全な物とそうでない物がいっしょくたに売られているので、避けようがないのが悲しいです。それでも、何も気をつけずに食べた人と気をつけて食べた人とでは、身体に取り込む放射能の値は8倍の違いがあったというチェルノブイリ事故の報告を読んだことがあります。避けられる範囲だけでも避けるように、気をつけたいですね。
特に小さいお子さん達にとっては・・・。

全国の食品の放射能調査データ(個人の方がまとめたデータですが、便利なので時々参考にさせてもらっています)

可愛いナット!

Image07922北海道のおみやげです。

何とも可愛らしい荷姿でしょう?ちょうど手のひらに載るくらいの大きさです。

ちゃんと紐で縛って、検札まで付いていますよ。

そう言えば昔の小包には、荷札というのがついていました。母や祖母が荷造りして、郵便局に持って行ってましたっけ。ちょうどこんな感じでした。

え?中身ですか?

中身は、北海道産の小豆で作った甘納豆です。久しぶりにいただいたら、甘納豆ってこんなに甘かった?と思ってしまいました。

最近では冷蔵庫に入れて早めに食べきる和菓子が多く、舌がそうした和菓子や洋菓子に慣れてしまっていたのですね、きっと。

常温で保存がきくお菓子は、しっかり砂糖漬けにしなくてはなりません。だから、甘い!そう、昔ながらの甘納豆なんです。

味わいつつ、おいしくいただいています。

ところで、この荷姿は、一つひとつ包んでは縦に二本、横に一本紐を掛け、検札を針金で留める…という作業をするわけです。う~ん、エライ!

お気に入りのお店はここです。(いつか書いた気が…)

ご飯のかわり

昨日のおにぎりついでに、今日はお米の話です。

この頃はお米の消費量が減って1965年当時は一日平均5杯食べていたのが、2004年には一日3杯になってしまったそうです。その原因はパンやスパゲティを食べるようになったせいだと思っていましたが、どうもそればかりではないみたいです。

カロリーでみると、1960年には48.3%をお米から得ていました。ところが2004年にはお米から得ているのは23.4%に過ぎません。では、お米が減った分、何からカロリーを得ているかというと、肉と油脂なのです。

1960年…畜産物  3.7% →15.4%(2004年)
1960年…油  脂   5.0%  →14.2%(2004年)

どちらも約3倍に増えています。

いっぽう、

魚は3.8%→5.1%小麦は10.9%→12.7%

ですから、それほど増えてはいません。

肉や油脂を使えばご飯をたくさん食べなくてもすんでしまうということです。

私は好きでパン屋さんによく足を運びますが、最近はパン屋さんのバラエティに富んだパンの多くが、チーズやハム・ソーセージ、マヨネーズなど、パンそのものを食べるというよりは、肉・油脂・砂糖などと共に加工した、こってりしたパンが増えたような気がします。確かに肉と油脂は増えているのでしょうね。

農林水産省のグラフ
(絵入りでわかりやすいです)これによると私の油脂の消費量は昭和40年代並、ご飯は現在の平均くらい。やっぱりご飯が少ないなあ、と言うことで今日は塩ジャケ買いました。明日はシャケおにぎりです!

統計資料は「自然と人間」(2006/12)の魚柄仁之助の食文化情報局より

おにぎりの誘惑

映画に影響されやすいのでしょうか、ワタシ。
「かもめ食堂」を観たらおにぎりが食べたくなりました。ちょっと堅めに炊いたご飯をキュッキュッと結んだおにぎり。中身は梅干し・おかか・シャケの三種類。パリパリの海苔でクルッと巻いて…。

そして、道行く人の足もお店に引き入れてしまうパン屋さんの香り…シナモンロールも。シナモンロールは食べるだけでなく映画でやっていたみたいに、作りたくなってしまいました。(実際はそれまでの前段階で粉と格闘しなくちゃいけないのに、クルクルッとシナモンを巻き込むところだけ想像している)。

まあ、シナモンロール作りは後日、ということにしても、おにぎりはその気になればいつでも作れます。(そして、日本の食糧自給率と生態系維持に貢献します…というところまでがんばらないにしても)おいしく頂いてお百姓さんの応援もできます。

私の食べている地元産のお米はいわゆるブランド米ではありませんが、十分おいしいです。我が家には電気炊飯器がないのでお鍋で炊いていますが、あれこれ火加減・水加減を試して味わい深いご飯になることもわかってきました。たま-に、ちょっと贅沢して農協の直売所で減農薬米を5分づきに挽いてもらったり…。

ご飯はいくら食べ続けても飽きないのも不思議。ビバ、ごはん!

そういえば、いつだったか銀座でホンモノの「かもめ食堂」を見ましたよ。だいぶ年季の入った看板でした。

キミはエライ!

Mikan ご覧の通りの外見。そして小さい。たぶんワックスも掛かっていません。写真で見るときれいですが、実物はちょっとしなびかかっています。 

二回りくらい大きくて立派なミカンの中に、このミカンの仲間が二袋だけ混じっていました。
直感で「コレ!」、と選びました。

果たして、皮はしなびかかっていても、中身はあの薄い外皮でしっかり守られていました。酸味と甘み、両方がぎっしり詰まって果汁たっぷり。昔のミカンの味というのかなぁ、ここ何年も食べたことがないくらい味の濃いミカンでした。

思わず、「エライ!」、と思ってしまいました。

フカフカの土に根を張って太陽をいっぱい浴びて育ったのだろうなぁ・・・。大地の栄養、太陽のエネルギー、いっぱい自然の恵みが詰まっていそう。

感謝していただきます。

匂いもごちそう

空き地にトラックを止めて、野菜を売っているおじいさんがいます。道路脇に焼き芋の釜が置いてあるので、通り過ぎる時、匂いに誘われてついつい足を止めてしまいます。

ということで先日、このおじいさんから焼き芋を買いました。おじいさんは釜から焼き加減の良さそうなのを選び、クラフト紙の袋に入れてくれました。このクラフト紙の袋というのが、ワタシ気に入ってます。紙に包まれると、食べ物が一段とおいしく思える気がするのです。その原因は主に匂いにあるような気がします。

焼き芋の温もりが袋を通してジワ~~っと伝わってきます。と同時に、焼き芋の熱で紙袋が温められた匂いが、また何とも言えずおいしそうです。

  △ △ △ △ △

思い出すのは、子どもの頃、母について買い物に行き、肉屋さんでコロッケを買ったときのことです。あの頃はプラスチックのパックやビニールコーティングした紙などはなかったので、「経木」に包んでくれました。木の皮を薄く削って作ったアレです。

母が注文した揚げたてのコロッケやシュウマイを、肉屋のおじさんが細長い経木の真ん中に手際よく並べ、経木の左右を折りたたんで、真ん中を、これも経木を裂いて作った紐でしばります。しばるといっても蝶結びや片結びにするのではなく、包みの上を二回くらいグルグルと巻いて、紐の端を、巻いた紐の下にくぐらせて留めるだけです。なのに、ピチッと留まる。それを、薄い緑色の包装紙でくるんでくれました。

これら一連の動作の早いこと!小学生の私は、おじさんのその手際の良さを、手品でも見るような思いで見ていた記憶があります。(もしかしたら口がポカンと開いていたかも)。

  △ △ △ △ △

かくして、揚げたての熱々のコロッケは、あの経木や紙の包装紙を通して、いっそう食欲をそそる魅力的な香りを放っていました。というわけで、匂いもごちそうのうち、焼き芋もコロッケも紙袋がお勧め、と思うのは単なる郷愁、かな?

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