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ネット試聴:ビナードさんの講演

ようやく少し涼しくなってきてホッとしています。これで平年並みの気温だそうですから、いったい今までどれだけ暑かったの?!と言いたくなってしまいます。
皆さん、お元気でしたか?

私は一度熱中症になりかかって焦りました。駅まで10分ほど歩き、階段を上がったところで、頭がボーッとして心臓がバクバクしてきたんです。水分を補給して何とか持ち直しましたが・・・。お気をつけくださいませ。

さて、先日、ネットの動画でアーサー・ビナードさんの講演会の生中継を途中から見ました。偶然に見始めたのですが、惹き込まれて最後まで見てしまいました(他にやらなければいけないことがあったのに ^ ^;;; ・・・・)

メモもとらなかったので、印象に残っていることだけ書いてみますね。大まかな受け取りでお読みいただければ・・・。

8月中旬頃の岡山(?)での講演会の中継だったと思います。
原子力発電の仕組み・広島と長崎の原爆の意味づけの違い・戦後の核開発と原発の関係などまで、詩人の感性で読み解かれた新鮮な切り口を感じました。

科学者や専門家の話は正確さに重きを置くので、どうしても端的に説明するという意味では今ひとつ、と言うことが多いですが、その点、ビナードさんの話は、言葉を丁寧にたどることでいかがわしさを浮き彫りにしていく、市民目線での問題の掘り下げに引き込まれました。

そういう意味で、講演会としての切り口が新鮮でわかりやすいです。ネット上に、動画が幾つもあがっているので良かったら見てみてください。

一例として、茨城県での講演動画

記憶に残っていることを以下に。

●アメリカの核実験による第五福竜丸の被曝事故は、当時の新聞等では「放射能病」と報道されていた。水俣病もそうだが、チッソによる被害であり、殺人事件であって病気ではない。第五福竜丸の乗組員も放射能により殺されたのであって病気ではない。

なぜなら、包丁で刺されたら包丁病と言いますかか?それくらい放射能病も水俣病もおかしなネーミングなんです。まるで自然に病気になったように扱われている。責任を問われないような名前が付けられている。

●落語の一節を引いて、低線量被曝を説明。

落語の「鼻歌三町、矢筈切り」と同じだと言う。名刀村正(ムラマサ)のように、あまりに鋭い切れ味の刀で切られた人は、気づかずに三町先までも鼻歌で歩いて行ってしまい、ダメージを受けたことすら気づかないが、三町先で突然、倒れることになる。低線量被曝はこれと同じ。ダメージに気づいたときには、加害者を特定することすら難しい。

●原爆は広島・長崎と一括りにされるが、意味合いはまったく異なる。試したかったのは長崎のプルトニウム爆弾の方で、現在原発を動かしているのもプルトニウムを得るのが目的。

原発とエネルギー問題が絡めて語られるのは、本質を知られたくない勢力による目くらましだと私も思っています。エネルギーではなく、安全保障や核の問題として捉えると本質が見えてくるし、なぜ原発をやめられない(やめたくない)かもわかってきます。


ビナードさんの小学館の連載「日本語ハラゴナシ」

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