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妊娠したら仕事が中途半端になる?

ご無沙汰しています。
久しぶりの更新です。

いきなりニュアンスの違う記事で面食らった方もいらっしゃるかもしれません。

週刊誌がスケート選手の出産を巡りアンケートを募ろうと企画し、轟々の非難により謝罪と中止に追い込まれたとの記事を読みました。アンケートそのものについては今さら言うまでもなく、人権や生命に対する尊厳のかけらもない質問と、このような恥ずかしい企画が通る週刊誌のレベルの低さを伝える以外の何者でもない気がします。

ただ、この記事を読んで、ふとあるエピソードを思い出しました。

記事にはこんな質問があります。
「子育てをしながら五輪を目指すことに賛成ですか?」

ここには、両立させようとすれば子育ても五輪も中途半端になるに違いないという勝手な予測と、狭い価値観に基づく断定があります。「五輪に出たいなら子育てはあきらめよ」もしくは「子育てに専念して五輪はあきらめよ」と迫るものです。

が、二者択一を迫れるほど単純なものでしょうか?
一番になることのみが勝利なのか?
それ以外は価値がないのか?

特に競技とはいえフィギュアスケートは芸術性も競う競技です。オリンピックが人間賛歌に基づく祭典であるのなら、なおさらその精神には勝負以外のプラスアルファが求められ、本来のオリンピック精神にのっとったあり方とは、そうした人間の生き様そのものをも含んだ競技を讃えるものなのではないでしょうか。

何が成果であるか。技術や表現の可能性を、単にメダルの色や数で判断することは(本来の)五輪の醍醐味を損なうことになりはしないでしょうか?

ここで、私の体験したことを・・・。

ある女性歌手のライブを聴きに行ったときのことです。その女性の歌はそれまでにも何度も聴いたことがありました。でも、その夜の歌はいつにも増して艶やかで、自然な喜びとみずみずしさに溢れていました。

植物の生命と、人間の生とを重ね合わせた歌詞には、彼女の「今、この時」の輝きが満ち溢れ、命の声そのもののように思われました。その時、彼女のお腹には赤ちゃんがいました。ほんの少しふっくらしたお腹をふんわりとしたステージ衣装に包んで、その夜の彼女は生命の輝きそのものでした。その歌声はその夜限りの、「今その時の声」のように思われました。

それを共有できた幸せに包まれ、帰路の私はとても温かい気持ちでした。

「仕事も子育ても大事」「家庭も仕事も大事」ごく自然にそういえるような社会になってほしいと思います。若い人が「仕事より家庭だなんて、根性がない!」と嘆かれながらも、自分のライフスタイルを貫くところからこそ、誰もが生きやすい社会が生まれてくるような気がしています。



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