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道路は誰のもの?

以前、イラク戦争反対のデモに参加したとこのこと。アメリカ大使館前に集まったデモの参加者に対して、警察は首相官邸前でやったのと同じように道路を渡らせないと言う抗議行動の阻止に出ました。大使館の正面の歩道に集まった人達と、道路の向こう側の人達とを分断する行動に出たのです。

道路際の歩道に横一列に警察官が配備され、向こう側から大使館側への横断を一切させません。道路の向こう側は次々に増える参加者でみるみるふくれあがっていきますが、それでも渡らせないために、仕方なく後から来た人達は舗道上に横に長く伸びていきます。「戦争反対!World peace !」などのシュプレヒコールの間からは、「渡らせろ!」「何で渡らせないんだ?」など不満の声も上がっていました。

友人と私もブツブツ言いながら、道路の向こう側の人達とシュプレヒコールで呼応したり、手を振って連帯を示しながらも、不満は募る一方でした。

と、そのとき、目の前の欧米人男性二人が英語でコールを始めました。最初は周辺の声に紛れて気づかずに、「あ、英語で何か言っている。なんて言っている?」と顔を見合わせた私達ですが、意味を知って「ホント、そのとおりよー!!!」と、彼らと一緒に声を合わせ始めました。「Whose road? Our road!」(だったかな?)

「道路は誰のもの?道路は私たち(みんな)のもの!」

道路の横断を阻止されて不満を持ちつつも、それを跳ね返さない私たち日本人に比べて、おかしいと思ったら正統な権利として主張し、奪われたものを取り戻そうとする彼ら。正統な権利主張の意識や、人権に対する敏感な反応が欧米の教育には根付いているからではと思わされました。

7月29日、首相官邸前の封鎖された道路でも、日本人の若者がドラムを叩きながら「道路を返せ!」と声を上げている映像を見ました。おかしいことは見過ごさないでおかしいと言っていく、その意識こそが今まさに問われていると思い出させてくれました。

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