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太鼓のリズムと6月29日

6月29日の首相官邸前の抗議行動に友人と二人で参加しました。「抗議行動」というモノモノシイ表題がついていますが、実際はとても穏やかな行動でした。

混雑を避けて、わざと少し遠い地下鉄「霞が関」から首相官邸に向かったため、途中で道に迷ってしまいました。そこで、警察官に首相官邸までの道を尋ねたのですが、40才前後(?)のお巡りさんが丁寧に教えてくれた後、「じゃ、気をつけて行ってきてください」ですって!デモ(抗議行動)に来て、こんなことを言われたのは初めてですよ。ヤッパリ今回は何かが違う。

次第に、あっちの道、こっちの道から人々が溢れてきます。やがて太い行列になり、自然にどこからともなく、「再稼働反対」「命を守れ」「子どもを守れ」「命が大事」などなど、思い思いのシュプレヒコールが聞こえてきます。

主催者側のスタッフらしき若者たちが、要所要所に立って進行方向を間違えないように、整理していました。確かに、日頃馴染みのない官庁街なので、大きな建物があると、「これはどこのお役所かな?」「ここを行くと近道かしら?」「裏から見るとどんな感じ?」などと、ちょっとした好奇心が湧いてきて、つい横道にそれたくなるのです。

そんなこんなしながら、緩い坂道を上がり、次第に密度を増す人の列に挟まれながら歩きます。組織の動員とかではなく、皆、一人ひとりの意思で参加しているのがわかります。た。

会社帰りの人、子ども連れ、バギーを押す若いママ、高齢のご夫婦、入れ墨をした外人さん、20代30代の男性のシュプレヒコールは力強くて頼もしい。若い女性の「命を守れ」「子どもを守れ」の声は、暮れゆく官庁街の空に柔らかく温かい力強さで心を一つに束ねてくれます。

とにかく、年齢も職業もさまざまな人々が、思いを一つにして歩いている。ただ、唱和しながら、ひたすら上り坂を上がる。

ふと、横を見ると、こんな車が目に入りました。
Image120629b

黒と赤の独特の雰囲気のボードが車の上に。右翼の方達のようです。でも、今日は拡声器でがなり立てることもなく、行列の横をゆるゆると進んでおられました。

ボードのコピーがなかなかですよ。「事故ったら上げるんなら基準の意味ねーじゃん!」て、そのとおりだ!!

Image1200629a_2

車の中では、丸刈りのお兄さんがタバコをくわえてハンドルを握っていました。思わず連帯のVサインを送りたくなったのですが、、、、、

恥ずかしかったのでやめました。

Image120629c 

 写真が暗くてすみません。

 何となく雰囲気だけでも感じていただけたら・・・。

 WEB上にはきれいな写真が一杯上がっているようで 
 すので、そちらをご覧になってくださいね。

 

 

さて、

途中省きます。。。。。。

厚労省の先まで進み、行き止まりになったところで、太鼓の音が聞こえてきました。思わず吸い寄せられるように、友人をさておいて(Sさんごめん!)人混みをかき分け、前に進みました(私はつい、太鼓の音に反応してしまうのです)。

老若男女が小さな円を作り、その中心でパーカッションの一群が「再稼働反対!」に合わせて、細かくリズムを刻んでいます。その中心にお腹に響くような太鼓のリズムが入ります。「サ~イカドウ ハンタイ!」 ドンドドンドン!ドーンドン!・・・・・

太鼓の音が体中にしみわたり、生命力をかき立てるよう。生命の源がからだの中心から叫んでいるかのような太鼓との一体感なのです。

そうやって体中でアピールすると、朝から仕事をした後、ここまで歩いてきて疲れているはずなのに、ますます元気が出てきたのは本当に不思議でした。みんなと声を合わせているうちに「きっと止まる。止める、止めなければ」「これからの子ども達、未来の世代のためにも」と、祈りとともに力が湧いてくるのです。

やがて、予定された8時に終了の合図がありました。「今日の抗議行動はこれで終了です。お疲れさまでしたー!」とメガホンから聞こえてきたときは、「え?ここで終わるの?!」と、大学紛争経験世代としては(当時私はノンポリでしたが)、ちょっと拍子抜けの感なきにしもあらずでした。

でも、後で考え直しました。初めて参加した人や子ども連れの人が、安心して参加できる政治へのアピールとして、貴重なこの機会を大事に育てていくことの方が、より強力な国民の声の集約につながるのかもしれないと思いました。

民主主義が本当に日本に根付いていくために、こうした新しい運動の仕方が必要なのかもしれません。日本人に適した形で、本当に一人ひとりが大切にされる社会に一歩近づいていってくれたらな~、そんな希望を抱かせてくれました。企画してくれた皆さん、ありがとう!そして参加してくれた皆さんにも、お疲れさまとありがとう!!

以上、駆け足の報告でした。

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