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安全と言われても

ご無沙汰です!

春から仕事が立て込んでいたこともあり、この暑さでちょっとバテ気味。まだこれから夏本番だというのに・・・。皆さまもご自愛くださいませ。

さて、買い物に行くと夏野菜が続々と売り場に並ぶようになりました。とうもろこし、枝豆、梅、らっきょう、いちじく、露地物のキュウリやトマトなどなど。例年なら夏野菜が続々登場すると、なんだか嬉しくなってしまうのですが、今年は複雑です。放射能の心配がずっと続いているからです、そしてますます安全性は不透明になっています。

現在、野菜の放射能汚染調査は、ある地域の野菜から暫定規制値を上回る物が出た場合、その地域の同一種類の野菜がすべてストップされる仕組みです。その地域=つまり、村や町や市全体がその野菜については出荷できなくなります。出荷制限は自治体単位なのです。

でも、これっておかしくないですか?

放射能は自治体単位で降ってくるわけではないので、地形や風向きを考えて、できるだけ細かく測定して、どの地域が安全かを判断すべきでしょう。それを野菜ごとに計って公表すれば、かなり分布や状況がわかってくるのではないでしょうか?そうした測定記録が積み重なれば、他地域の参考にもなると思います。

そうでないから、結局、測定からすり抜けた安全でない物も当然市場に出ているはずですし、逆に、安全であっても廃棄処分になったり、福島産というだけで売り場で避けられてしまっている野菜もあるでしょう。

検査の方法も、流水で20秒間洗った後、軽くペーパータオルで拭き取ってから計測しているとのことですが、事故前には洗わずに計っていたものが、事故後には洗って計るように指導されたのはなぜでしょう?厚労省によると「洗ってから調理するのが普通だから」だそうですが、だったら事故前にもやっていなくてはおかしいですね。

そして、事故後、3月17日に、それまでの暫定規制値を大幅に上げてしまったことも変ですね(一例、セシウムの規制値370ベクレルを、事故後は500ベクレルに)。
安全だと宣言されても、499ベクレルでも規制値以下ですから。「安全」の一言で片付けられて、数値が幾らなのかさえ知らされません。

こうして消費者は、安全かどうか見極めようのない食品から、それでも何かを選んで食べなくてはなりません。丹誠込めて作った作物が売れないことは、農家にとってはどんなにか辛いと思いますが、将来世代のことを考えると、ここは政府がきちんと計って数値を公表し、消費者が判断する材料がほしいです。そして、農家へは東電や国が賠償をすることで原発事故の被害の重大さと、責任の重さを推進した人達はしっかりと感じなくてはいけないのだと思います。それがなければ再び同種の人災を招く事になるのではと危惧します。

真っ赤に熟したトマト、つやつやのピーマンを横目で見ながら、ため息ばかりが出てしまいます。消費者は安全な食べ物を要求する、生産者は安心して作物を作れる環境を要求する。そして売ってはいけない物については補償をと要求する。そうした道筋をつけないと、このまま国民みんなで汚染食品を分け合って食べ、当事者は事故の責任さえうやむやにして、また懲りずに同じ道を歩み始めるのではと心配です。

迷った末に、地場(埼玉)産のモロッコインゲンを買いました。
早速食卓に。
お味は、おいしかったですよ(^ ^


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