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東電株主総会って

今日もなんという蒸し暑さ!

でも、エアコンつけずに頑張ってます。昼間の電気はできるだけ節約して電力消費のピークを避けよう、夕食時から夜は解禁、…てな感じでしのいでいるのですが。

さて、このところ電力会社の株主総会が各地で開かれていますね。28日には東電の株主総会が開かれました。株主提案の「原発は古いものから順次、停止・廃止。原発の新設・増設はナシ」を盛り込んだ提案は、会場の個人株主が大半賛成したにもかかわらず、委任状を持った大株主の代理人2名の反対で否決されたのだとか。この2名は、第一生命と日本生命の代理だそうです。

いずれにせよ、6時間という異例の長丁場の総会では、誠意のない会社の対応が一層浮き彫りになり、原発賛成・反対関わらず、大不評だったようです。(それにしても、昼食も、トイレ休憩もなしの6時間とは?!なんという非人間的な扱いでしょう)

「たとえ原子力発電が安全だとしても、東京電力には任せられない」という意見には納得してしまいます。安全とは思いませんけど・・・。

詳しいレポートは下記。(記事の後半がそのレポートです。前半は、北海道のおじいさんが一人で東電を相手に訴訟を起こしたお話です=これも、勇気づけられます)。

☆マガジン9条『おしどりマコ・ケンの脱ってみる?』
第9回「脱原発裁判&脱原発株主総会」

北海道のおじいさんについてはこちら(Janjanブログ)も。

東電株主総会ツイッターでの報告「岩上安身氏ほか」

安全と言われても

ご無沙汰です!

春から仕事が立て込んでいたこともあり、この暑さでちょっとバテ気味。まだこれから夏本番だというのに・・・。皆さまもご自愛くださいませ。

さて、買い物に行くと夏野菜が続々と売り場に並ぶようになりました。とうもろこし、枝豆、梅、らっきょう、いちじく、露地物のキュウリやトマトなどなど。例年なら夏野菜が続々登場すると、なんだか嬉しくなってしまうのですが、今年は複雑です。放射能の心配がずっと続いているからです、そしてますます安全性は不透明になっています。

現在、野菜の放射能汚染調査は、ある地域の野菜から暫定規制値を上回る物が出た場合、その地域の同一種類の野菜がすべてストップされる仕組みです。その地域=つまり、村や町や市全体がその野菜については出荷できなくなります。出荷制限は自治体単位なのです。

でも、これっておかしくないですか?

放射能は自治体単位で降ってくるわけではないので、地形や風向きを考えて、できるだけ細かく測定して、どの地域が安全かを判断すべきでしょう。それを野菜ごとに計って公表すれば、かなり分布や状況がわかってくるのではないでしょうか?そうした測定記録が積み重なれば、他地域の参考にもなると思います。

そうでないから、結局、測定からすり抜けた安全でない物も当然市場に出ているはずですし、逆に、安全であっても廃棄処分になったり、福島産というだけで売り場で避けられてしまっている野菜もあるでしょう。

検査の方法も、流水で20秒間洗った後、軽くペーパータオルで拭き取ってから計測しているとのことですが、事故前には洗わずに計っていたものが、事故後には洗って計るように指導されたのはなぜでしょう?厚労省によると「洗ってから調理するのが普通だから」だそうですが、だったら事故前にもやっていなくてはおかしいですね。

そして、事故後、3月17日に、それまでの暫定規制値を大幅に上げてしまったことも変ですね(一例、セシウムの規制値370ベクレルを、事故後は500ベクレルに)。
安全だと宣言されても、499ベクレルでも規制値以下ですから。「安全」の一言で片付けられて、数値が幾らなのかさえ知らされません。

こうして消費者は、安全かどうか見極めようのない食品から、それでも何かを選んで食べなくてはなりません。丹誠込めて作った作物が売れないことは、農家にとってはどんなにか辛いと思いますが、将来世代のことを考えると、ここは政府がきちんと計って数値を公表し、消費者が判断する材料がほしいです。そして、農家へは東電や国が賠償をすることで原発事故の被害の重大さと、責任の重さを推進した人達はしっかりと感じなくてはいけないのだと思います。それがなければ再び同種の人災を招く事になるのではと危惧します。

真っ赤に熟したトマト、つやつやのピーマンを横目で見ながら、ため息ばかりが出てしまいます。消費者は安全な食べ物を要求する、生産者は安心して作物を作れる環境を要求する。そして売ってはいけない物については補償をと要求する。そうした道筋をつけないと、このまま国民みんなで汚染食品を分け合って食べ、当事者は事故の責任さえうやむやにして、また懲りずに同じ道を歩み始めるのではと心配です。

迷った末に、地場(埼玉)産のモロッコインゲンを買いました。
早速食卓に。
お味は、おいしかったですよ(^ ^


直前のお知らせ(本日午後)

今日の今日、という急なお知らせですみません。もしお時間がありましたら、ご覧ください。本日、14:00~16:00動画中継とツイッターを通じて、総理と国民のオープン対話があるそうです。それにしても、告知が直前過ぎる~。
12日の懇談会(サッカーの元岡田監督やソフトバンクの孫正義さん等が出席)の様子も見られます。詳しくはリンク先をご覧ください。

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自然エネルギーに関する「総理・国民オープン対話」のご案内

平成23年6月17日

1.開催趣旨

6月12日(日)に官邸に5人の有識者をお招きして開催された「自然エネルギーに関する総理・有識者オープン懇談会」は、ネット動画中継を通じて延べ 15万人を超える方々が視聴され、ツイッターを通じて1万5千を超えるコメ ントや質問を頂きました。この結果を踏まえ、今週末、6月19日(日)に、官邸にて「自然エネルギーに関する総理・国民オープン対話」を開催いたします。

 これは、前回の「オープン懇談会」の最中にツイッターで投げかけられた主な質問を取り上げ、総理が直接にコメントや回答を述べることを通じて、多くの国民の方々との対話を試みるものです。

 また、同時に、全国各地でグループで会場に集まり、この「オープン対話」に視聴参加される方々とは、動画中継を使って会場と官邸を結び、メッセージの交換をさせて頂きます。

 今回の「オープン対話」も、前回の「オープン懇談会」と同様、ネットを通じてすべての動画中継を行い、ツイッターを通じてコメントや質問をお受けいたします。

 6月12日に引き続き、多くの方々に参加して頂ければ、幸いです。

 なお、6月12日の「オープン懇談会」は、政府インターネットテレビから、そのすべての動画がご覧になれます。

 また、今回の対話の中でも、12日の懇談会の一部を映像で振り返ります。

2.日時 2011年6月19(日) 14:00-16:00

3.場所  官邸4階大会議室

4.会場側 参加者

 ・菅 直人 内閣総理大臣
 ・福山哲郎 内閣官房副長官
 ・田坂広志 内閣官房参与
  [司会]藤沢久美 シンクタンク・ソフィアバンク 副代表

5.その他

 ・オープン対話での議論に対しては、ツイッターの次のハッシュタグによって、コメント参加をすることができます。(コメント用 #openkonc)

 ・同様に、次のハッシュタグを使って、質問することができます。(質問用 #openkonq)
 ・また、専門家、メディアの方は、次のハッシュタグを使って、質問して下さい。(#openkonm  職業と氏名を明記の上ご質問ください)
 ・時間の制約上、頂いた質問の全てに対して、対話の中でお答えすることは困難な場合があります。ご了承ください。

大学も緑のカーテン

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今年は大学でもゴーヤの苗を植えたようで。
緑のカーテン、すくすく育ってね。

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たんぽぽ舎から送られてくるメール情報に、広瀬隆さんが書いています。(===以下に掲載)

 ★送電線を市民の手に取り戻すことが大事である。電力会社は今、送電線を手放さなくてすむよう必死になっている。
 ★日本の火力発電の技術は世界でもぬきんでている。
市民がいくら自然エネルギーをつくっても、送電線がなければ売ることができませんね。また、熱効率よく発電することはCO2を排出しない意味でもとても重要です。原発ではなく、そうした高い技術を外国に売ってもらいたいものです。

東京電力のホームページに、種類別の発電量に関するわかりやすいグラフが掲載されています。これを見ると、意外にも1980年代から2008年までで急激に伸びているのは、石炭とNLP(液化天然ガス)です。膨大な金額をつぎ込んで宣伝している割に、原子力の伸びはたいしたことありません。(ちなみに、グラフの右二つは将来予測なので除外して見てください)
昼間と夜の需要の差を埋めるには、調節の効く火力発電所でないとだめだとも書かれています。普段触れることのないグラフですが、見てみるとなかなか面白いものですね。

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~タンポポ舎「地震と原発事故情報 その95」より~

<自家発電6000万kw・送電線の解放が原発廃止への近道>

現在の反原発運動についてひと言申し上げます。             

                                広瀬 隆

●電力会社の原発はほぼ5000万kWだが、今夏のピーク時には、福島第一が廃炉になり、福島第二、東通、女川、東海第二が全滅し、浜岡が停止、柏崎刈羽が3基再起不能で停止、さらに全土で定期検査中の原発が運転再開不能のため、事実上1300万kWしか稼働しない状況にある。
 この頼りない原発より、資源エネルギー庁が公表している産業界の保有する自家発電6000万kW(昨年9月現在、添付ファイル)のほうが、はるかに大きなバックアップとしての発電能力を持っている。

  「原発の代替エネルギーとして自然エネルギーに転換せよ」という声が圧倒的に多いが、日本人が“快適な生活”をするために使っている電気の大半を生み出しているのは、現在は火力発電である。この火力発電は、日本においてきわめてすぐれた世界最高度のクリーンな新技術を導入しているので、何ら問題を起こしていない。決して原発が、電力の大半をになっているのではない。原発は事故続きで、4分の1も発電していない。
・自家発電をフルに活用すれば、このすぐれた、クリーンな火力だけで、「まったく現在のライフスタイルを変えずに、節電もせずに、工場のラインを一瞬でも止めることなく」電気をまかなえる。これは、将来、自然エネルギーが不要だと言っているわけではない。多くの人が抱いている「自然エネルギーで代替しなければ原発を止められない」という現在の反原発運動の固定観念は、まったくの間違いである。

 将来のエネルギー構成をどうするべきかについてはここで論じないが、原発を止めるのに、選択肢の一つである自然エネルギーは、今のところ特に必要ではない。つまり、産業界を味方につけて自家発電をフルに活用し、原発を止めることのほうが、もっと重要である。

●週刊朝日6月10日号で私が特集したように、週刊朝日の記者が各電力会社に取材した結果、興味深い電力需給について裏の構造が明らかになった。全国で、電力会社が他社受電の発電能力を秘密にして、取材にも答えようとしなかった。特に九州電力だけは、「発電設備ごとの能力の内訳は公開していない。経営戦略情報なので教えられない」と、火力・水力・他社受電(自家発電からの買い取り)・原子力の内訳さえも答えないというトンデモナイ非常識な態度をとった。この九州電力が、原発を動かせないので夏に電力不足になる、と言い立てている。

●なぜ電力会社は、これら当たり前の事実を隠そうとするのか、という疑問から、ここで重大なことが明らかになった。
 それは、「電力会社が自家発電をフルに利用すれば電力不足が起こらない」、この事実を国民に知られると、産業界からも、一般消費者からも、「送電線を自家発電の民間企業に解放せよ!」という世論が生まれる。そして制度が改善されて、誰もが送電線を自由に使えるようになると、地域を独占してきた電力会社の収益源の牙城が崩れる。送電線の利権だけは、何としても電気事業連合会の総力をあげて死守する必要がある、と彼らは考えている。九つの電力会社にとって、福島原発事故を起こした今となっては、原発の確保より、送電線の確保のほうが、独占企業としての存立を脅かすもっと重大な生命線である。そのため、自家発電の電気を買い取らずに、「15%の節電」を要請するという行動に出てきたのである。

●したがって日本人は、「自然エネルギーを利用しろ」と主張する前に、「送電線をすべての日本人に解放せよ!」という声をあげることが、即時の原発廃絶のために、まず第一に起こすべき国民世論である。何しろ、送電線が解放されて、安価に送電できなければ、自家発電ばかりでなく、自然エネルギーの自由な活用もできないのだから。
 原発廃絶は、反原発運動の自己満足のために実現されるべきものではない。産業界も含めた、すべての日本人のために進められるべきである。

上野の展覧会

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110605_141901 久しぶりに原発以外の話題です。

 先日、友人の水彩画が入選したとの朗報を受けとり、出かけていきました。しばらく上野公園もご無沙汰だったので、なんだか新鮮な感じでした。のんびりと親子連れやお年寄り、若いカップルが多かったです。

駅から歩いて3分という会場に、わざわざグルッと遠回りして(というか迷って)、到着。
(そのおかげで緑の中をたくさん歩きましたよ。気持ちよかった)。

おお、素晴らしい力作が壁一面にズラッと並んでいて壮観です。

一つ一つ丹念に見ているうちに、かなりたくさんなので、疲れてきます。次第に、絵そのものよりも友人の名前を捜していました。最初のうちは名前を見ずに、絵から「これだ!」と見つけたいなと思って見ていったのですが・・・。

1階を見て、2階も隅々まで見ても、ありません。もう一巡してもやはり見つかりません。

仕方なく入り口の受付で、友人の名前を告げ、一覧表で捜してもらいました。やはり、見つかりません。係の人も、首をかしげています。と、そのとき「もしかしたら、こちらかもしれません」と、別の一覧表の所に案内してくれました。そこは小品部門の一覧表でした。

ありました!
係の人にお礼を言って早速別室に・・・。ないわけですね。違った所を一生懸命捜していたのですから。

大きな号数の絵が並んだ会場がワーンとにぎやかだったのに比べ、こちらの部屋は静かで、落ち着いて見られます。

ありました、ありました。
友人の絵は、淡彩で浴衣の女性が描かれた、すがすがしい印象の水彩画でした(肝心の絵の写真を撮り忘れてしまった!)。多くの絵の中にあっても、しっかりSさんの世界が広がっていて、絵の周囲にホッと和む空間ができている、そんな印象でした。

エネルギッシュな絵、パワフルな絵もすばらしいけれど、あんまりたくさん見たせいか、結構疲れて、Sさんの絵に癒されました。おまけに、木々の中を歩いているだけでも、命のエネルギーがぐんぐん目を覚ましてくるようで、心地よい午後でした。梅雨時のシットリ感もよかったのかもしれません。









6・11イベント

6月11日(土)は福島原発事故から3ヶ月。各地で脱原発関連の催しが目白押しです。

6.11 脱原発100万人アクション」ということで、海外も連帯しての行動だそうです。全国から一地域に集結して盛り上がるのかと思ったのですが、そうではなくて、全国各地でさまざまな取り組みが行われます。

最近のデモは、交通規制を名目に小グループに分断されてしまうので、参加者でさえ一体どのくらいの人が参加しているのか全貌が見えにくくなっています。ということで、大勢集まってもアピール力が今ひとつなので、あちこちで同時開催するほうが効果的といえるかもしれませんね。

全国各地でこの日に予定されているイベント(集会・セミナー・デモなど)、下記カレンダー掲載分だけで113件、東京の主なものだけでも3件あります。

●芝公園・・・  

◎日時:6月11日(土)集合13:00 集会13:30 デモ出発14:30
◎場所:東京・芝公園23号地(東京タワー下・地下鉄三田
線「御成門駅」5分)
◎発言
・主催者あいさつ/原水爆禁止日本国民会議
・福島原発の現状/伴英幸さん(原子力資料情報室)
・福島原発20ミリシーベルト問題など/阪上武さん
(福島老朽原発を考える会)
・福島県民からの訴え(郡山市を中心に子どもたちの父母など/約40名)
発言予定/福島県教職員組合郡山支部書記長鈴木浩行さん
(毎日放射線量を測定)/福島市から子どもと一緒に参加する父母/ 20代の若者。
・女川原発の現状/阿部宗悦さん(宮城県から・女川原発反対同盟)
・建設中の大間原発の状況/小笠原 厚子さん(青森県から、大間・あさこハウス/大間原発の建設差し止め訴訟原告)
◎デモコース:芝公園→経産省別館前→東電本社前→銀座数寄屋橋交差点→東京駅前→常盤橋公園(流れ解散)
  ※雨天決行 参加費無料 どなたでも参加できます。
◎プラカードや横断幕、楽器などいろいろ工夫してご参加ください。脱原発のシンボルカラーとして、いま世界的に《黄色》が流行しています。お越しの際には、《黄色》を取り入れたコーディネートをおすすめ します!
経済産業省前、東電本社前を通ります。

●代々木・・・エネルギーシフト パレード 

●新宿・・・サウンドデモ

全国各地のお知らせ、および詳細については下記をご参照ください。

脱原発イベントカレンダー


菅さんが政権を追われつつあるのも、浜岡原発停止やG8で自然エネルギー指向を鮮明にしたことなどへの逆襲でしょうか?マスコミも含めて推進派の猛烈な巻き返しが始まっているように思います。世界の潮流は脱原発でも、日本の現状は決して予断を許さない状況です。

しかしだとしても、現在、原発は三分の二が停止しています。定期点検中であったり、地元の反対で動かせないためです。そして、仮に現在止まっている原発が動かせないまま、各地の原発が次々と定期点検に入るとすると、来年3月には全原発が止まることになるのだそうです!!!

このまま静かにお休みなさい、原発。たとえ原発が止まっても、まだまだ私たちには何万年も引き継いでいかねばならない、核のゴミというお荷物があるのですから、人類は休むわけにはいきません。しっかり目を覚ましていなくてはなりません。原発がすっかり止まってからも、ずーっと、ずーっと。

「放射能汚染地図」のその後

5月に放送されて評判の高かったETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」の続報が6月5日に放送されました(見逃しました)。動画をまとめてくれた方がいます。こちら

それにしても、菅さんがよほど目障りだったんですね。脱原発に方向性が定まるまで、もう少し菅さんにはがんばってほしかったです。もちろん、沖縄の基地問題ではオスプレイ(よく墜ちる大型ヘリ)を配備するというし、認められない部分もいっぱいありますけれど、脱原発そして再生可能エネルギーへの変換だけでも目鼻をつけてほしかった・・・。

自民との連立政権になったら、また原発推進に逆戻りでは?と心配です。

本のご紹介「までいの力」

なぜ村民の皆さんが村を離れたくないのか、わかった気がします。

福島原発事故後の放射能汚染により、計画的避難区域に指定された飯舘村。写真で見ても、素敵なところだなあと思っていましたが・・・。実はそれだけではありませんでした。日本で最も美しい村連合(初めて知りました)に加盟し、意欲的でユニークな事業をさまざま展開してきた村だったのですね。

一例が、村営の本屋さん。全国を探しても公営の本屋さんってあるのでしょうか?
飯舘村の村営本屋さん
可愛い本屋さんですね。行ってみたくなります。全国から絵本を譲ってもらい、読んでは次に回す、本のリレー運動も募集しているとのことです(今後、こういう事業もできなくなってしまうのですね)。

こうした村のさまざまな取り組みをまとめた本が出版されました。「までいの力」(本の収益は飯舘村の復興に役立てられます)

飯舘村のホームページには、こんなふうに書かれています。
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までい」とは、 「丁寧に、心をこめて、手間ひま惜しまず、じっくりと」 などの意味をもつ私たちの地方の方言です。 私たちは、人と人の関わりを大切にしながら、「までい」に村づくりをしていきたいと思っています。

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フォトジャーナリストの森住卓さんのブログでは飯舘村の様子が報告されています。日を追ってマスコミの報道は少なくなっていますが、住民の方達の苦労は終わっていないどころか、今この瞬間の問題として存在することがわかります。

地面に掘った深い溝が真っ白に埋まっている=それは廃棄するための原乳。毎日毎日、絞っては捨てるを繰り返す過酷な現状。5月30日の日記には引っ越し(避難)の決まった一家の荷造りの様子。小さいお子さんも一緒にお手伝い。などなど、事故という非日常と、日常の交錯。危機感を忘れないために、ときどきブログにお邪魔しようと思います。

飯舘村のユニークな事業の一端は村のホームページからも垣間見られます。「暮らし普及センター」をクリックすると、エコハウスが登場。ピザ釜があって、材料と薪を持って行けば、誰でも無料で使えるそうです。満月ライブやヨガなど、小さな村の魅力的なイベントも。

この本を紹介してくれた方のメールにはこうありました。「感動しました。そして悲しくなりました。どこよりも早く大切なことに気づき実践していた村に、どこよりも酷い災いが降りかかったのですから」と。本当に、何という皮肉な運命なのでしょうか。

それでも「までいの力」は、これから日本人が立ち上がる強力な手がかりの一つになっていくはずです。まず本を買って応援かな?

脱原発ポスター

文科省と経済産業省が主催して、「原子力ポスターコンクール」というのを毎年募集していました。子ども達からも多くの作品が寄せられていましたが、「クリーン」で「エコ」なエネルギーとしての原発を次世代に根付かせようとの意図があったものと思われます。

その企画が、今年の4月にネット上からこっそりとサイトごと削除されていました。「なんの断りもなく、こっそりと」というところが、後ろ暗いところがある証拠ですね。

ネットで過去の作品を見ると、地下に埋められた放射能の上には、お花畑で笑っている少女が描かれていて、今見ると、強烈なパロディにも見えてきます。一生懸命描いた子どもの気持ちも踏みにじる企画で憤りを覚えます。

さて、その消え去った「(推進)ポスターコンクール」の向こうを張って、こちらは、「脱原発ポスター展」の作品募集です。

5月1日から募集を開始して以来、ぞくぞくと集まっているようです。
プロ・アマ入り乱れ、どれも工夫の凝らされたインパクトのある作品ばかりで、思わず見入ってしまいます。デモや街頭アピールなどで使えるように、ダウンロードも自由とのことです。
ポスターに添えられたそれぞれの作者のコメントも読み応えがあります。

たとえばこんなコピー文

●「なぜ?放射能は流して 情報は流さない」

「パニック??風評?じゃぁどうすればいいの?我々はただ健康に生きたいだけ」

「深呼吸もできやしねえ」

など、私たちの実感ズバリの言葉があるかと思えば、


●「今はまだ ぼくにも
ぼくの未来の子どもにも
選挙権がありません
デモにも行けません
だから
今、大人のみなさん
ぼくたちのこと
よろしくおねがいします」

キュッと目を閉じて眠る、生まれて間もない赤ちゃんの写真に添えられたコピーです。思わず胸が締めつけられそう。


そうかと思えば、

●福島県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下先生が、ハメルンの笛吹きよろしく、子ども達を原発へと導いているポスターも。

お時間がありましたら、一度覗いてみてください。

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