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想像力をフル回転

このところのお天気の、何とめまぐるしいこと!
梅雨入り、のち、台風、のち、4月に逆戻り、ですからね。
もうあとほんの少し、梅雨入り前の爽やかな季節を感じていたかったなぁ・・・。

買い物帰りに、垣根から深紅のバラが溢れんばかりに咲いているご近所さんがあるのですが、そこを通るたびに「5月の風景」を感じて、一人で「幸せ~!」って思っています。

それにつけても、歩きながらふと思ってしまうのです。空も風も、3ヶ月前とは違うんだって・・・。冷蔵庫や戸棚から古い食品が出てくると、何だかいとおしいような気持ちになります。焼き海苔、煮干し、切り干し大根、ブルーベリージャム・・・、海の幸・山の幸は多くの人の手を経て、それぞれの作り手なりの思いのこもった食品だったでしょうに・・・。それが、今やすべて放射能という目に見えない脅威に一様に汚染されてしまった。

何十億年も前、もともとあった宇宙の高濃度の放射線がやっと減ってきて生物が誕生することができたのです。それからまた長い年月を掛けて人類が生まれる条件が整って、人間が生存できる環境になったわけなのだから、そこに改めて人工的に放射性物質など作ってはいけないに決まってます。

もともと必要ないから、神様は人間に放射能に対する防御機能はつくりませんでした。だから、私たちは放射能を感じることも防ぐこともできません。危険を感知できないのですから、想像力で危険を予測することで未然に防ぐしかありません。とても心許なく、言い表しがたい不安は、そこから来るように思います。この危機を乗り越えるには、ふさわしい思想や哲学さえ必要になってきているのかもしれません。

。。。。。

元東電技術者のお話。10年前に原発に嫌気がさして退社、福島の事故後に高知に避難。そこでデモに参加して語られました(動画は一度削除されているので、今後も削除されるかもしれません。その時はこちらのブログで、文字に起こしてくださっています)。

。。。。。

ここからは、上の記事と全然関係なくて・・・、

私の場合、5月というと、バラ → アンディ・ウイリアムス、それもこの曲を連想してしまうのです。で、何の脈絡もなく、↓  

「May Each Day」  by アンディ・ウイリアムス

もしよかったら、聴いてみてください。

二本松市民はちょっと安心

福島県二本松市は、市で独自に放射能の内部被曝調査をするそうです。その結果によっては避難も考えているとのこと。市長さんは、とてもまともなことを言っておられます。
インタビュー映像

福島県から派遣されたアドバイザーの発言に疑問を持ったこと、そしてそのようなアドバイザーに講演を依頼してしまった責任も感じておられます。自治体の長はこうであってほしい。市長さん、すばらしい!

映画「ダーク・サークル」

20数年前に原発の勉強会で見た映画です。その時の感想は、「恐い!」の一言でした。特に、インタビューを受ける推進派科学者の興奮する様子には慄然としました。「ゆでガエル」のたとえ話もこの映画で知りました。

「ダークサークル」 1982年(米)エミー賞受賞作品。女性作家ジュディ・アーヴィングが世界規模で広がるプルトニウムの脅威を、工場周辺の住民への丹念な取材によって描いています。

今、改めて見てみると、自分自身かつてのように衝撃を受けないことが、別の意味で恐いです。原爆、核兵器、プルトニウム、原子力発電、これらに密接な繋がりがあるという事実は、今や目新しいことでもなく、多くの人にとってそれほど衝撃的な出来事とは映らないでしょう。

そのくらい実態がわかってきた現在でも、まだまだ世界の流れは足並み揃えて脱原発という方向へは向かっていません。相変わらず、今までの路線をそのまま進みたい、既得権益を手放したくない人達が力を持ち続けています。

映画と違い、動画は9編に分かれているので、見終わった印象は薄くなりますが、それでもやはりインパクトは大きいです。かつての衝撃はないと上に書きましたが、パソコン画面で見たせいもあると思います。第5編は動物虐待そのもので、見るのが辛い方もいらっしゃると思います。私も映画館で見たときは「見なければ」と思わないと見られなかったです。

豚を実験に使うが効果が今ひとつと分かると、今度は何百人という兵士を使った被曝の人体実験を計画する。こういう非人間的なことを臆面もなくやれるところなど、核開発(その基礎になる原子力発電)が、いかに人間性をないがしろにした発想に基づいているかを証明してはいないでしょうか。

見終わってからもダークな気分ですが、最後のナレーションにはむしろ希望を感じます。

「ダークサークルから抜け出すには、専門家に任せていてはダメかもしれません」

普通の人の、普通の感覚が、この暗いサークルから抜け出す切り札なのかもしれません。

ということで、気分を変えて、。。。。。

「いつも何度でも」ナターシャ・グジー

グジーさんのコメント付きはこちら

ナターシャ・グジーさんの歌はいつ聴いても癒されます。

食材選びに悩む日々

最近、食材を選ぶのに苦労しています。でも、私どころではなく、小さいお子さんをお持ちの家庭では気を遣っておられることでしょうね。何を買ったらいいのか、すご~く迷います。迷いに迷って買った後も、なんだかすっきりしないし・・・。これもみんな放射能のせいです。

今日は、茨城産のキャベツが、なんと2個で98円でした!「訳あり」となっていましたが、訳って何でしょうね?茨城産のピーマンも、このところずっと山のように安売りされています。売り場の野菜は茨城以外に、栃木、群馬、埼玉と。改めて北関東は野菜の一大産地だったのだなあと、日頃の恩恵をしみじみ思います。

茨城は仕事で度々訪れたこともあり、のどかな田園地帯に広がる畑の幸、そして海の幸、加えて土地の人の温かいおもてなしを、今でも懐かしく思い出します。

茨城に限らず、関東産の野菜は、汚染の濃淡はあれ同じような状況なのだろうと思います。そして、日本中、野菜だけでなく食べ物すべてに、「大丈夫かなあ」という不安な思いがつきまといつつあります。

国や自治体が、地域ごとに細かく放射能の汚染度を測定してくれれば、安全な物を選んで買うこともできますが、安全な物もそうでない物も入り交じっているので、結果、不安なままみんなで分け合って食べることになるのでしょうね。

それでも、気をつければそれなりに身体に取り込む量は減るといいますから、気を取り直して買い物をしなければ。

そんな中、先日、実家から「発掘」してきた20年物の母が漬けてくれた梅干し。母が子や孫に食べさせたいと残してくれたものですが、いろんな意味で、いっそう貴重な存在になりました。

さて、こんなサイトをまとめてくださった方がいます。
放射能汚染食品情報 
メーカーへの問い合わせ結果や、読者からの情報など。

ドイツのTV番組「原発と白血病の因果関係」

このところ多忙で、夜になると目がショボショボです。文章を書く余力がないので、ドイツの動画のご紹介だけで失礼します。

1990年代、ドイツのある小さな町では、5年の間に6人の子どもが白血病になった。統計では60年に一人の割合というのに・・・。

原発と白血病の因果関係(ドイツのテレビ番組)1/3

数値を知って生かすのはいかが?

以前こんなニュースがありました。
放射能汚染の数値の高い地域から転居した方が、転居先の自治体から放射能検査をすませたかどうか求められたことで、怒って自治体に抗議しました。また、別件では、避難先で放射能検査を受けるよう要請されて不愉快な思いをしたという訴えもあったといいます。いずれの場合も自治体がすぐに謝罪しました。

こうした場合自治体は謝罪するだけでなく、「ご本人の健康のためにぜひ検査と、必要なら除染をお勧めします。安心して生活していただくためです」と、誠意を持って説明すべきだったのでは?

すでにたくさんの放射能が世界中に放出されてしまった以上、これからはどんなに嫌でも放射能とつき合っていかなければならないのですから、国は本腰を入れて、放射能とのつき合い方=生活の中での防御の仕方、考え方や暮らし方などを国民や専門家と一緒につくっていく時がきていると思います。

放射能に汚染されることは、確かに迷惑なことですが、本人の責任を問われるような性格のものではなく、ましてや「汚い」「不名誉なこと」と扱われなければならないいわれはありません。本人がなりたくてなっているわけでもなく、むしろ被害を受けている側なのに、なぜ忌み嫌われなければならないのでしょうか。実際、避難先でいじめられたお子さんもいましたね。そんな背景があるので、検査に敏感になるのもわかりますが、本来は差別の対象にする側が間違っています。

それに、もう一歩進めて、こうした場合は検査を受けることで、各自の健康管理に役立てられる体制を国がつくってくれるといいなと思います。

たとえば、検査を拒否するよりも、検査して、万一汚染していた場合も、数値を記録しておけば将来補償されるような場合はそれが証拠になりますし、年間の積算量を計算して健康管理に役立てることもできます。検査の結果、「レッテル」を貼られてしまうようで嫌だという気持ちもわからなくはないですが、みんながその方向で数値を把握しようとする気運ができれば、違和感もなくなるのではないかなあ。

生命と健康の問題なので、特にお子さんの場合などは、検査の機会があれば積極的に検査して最善策がとれればいいなと思いました。

「ネットワークでつくる…」再放送のお知らせ

NHK総合 ETV特集 「ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2ヶ月」

大好評につき再放送決定!ただし、深夜です(泣)
●5月20日(金)午前1時30分から2時59分まで

●一方、youtubeではこちらで見られます。すぐに削除されてしまうかもしれませんが・・・。

タバコ農家の若い男性。「普通に農業をやって、子どもを幼稚園へ入れて・・・・小学校へ上がって・・・」と言いながら、顔を覆って絶句してしまう。どんなに悔しいことか。この土地で子どもを育て、子どもの成長とともに家族のさまざまな場面を思って夢を描いていたでしょうに、それらが全部消えてしまったのです。涙無しに見られませんでした。

放射線医学総合研究所を辞職して測定し続ける木村真三さんも信念の人ですね。その原点は三歳半になるお子さんの存在と言われます。

放射能の問題は、人間の本質や生き方を否応なしに考えさせます。

お知らせ:ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」

ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2ヶ月」
放送日時:2011年5月15日(日)22:00~23:30(90分) NHK教育テレビ

(あらずじ)
原発事故直後、元放射線医学総合研究所の研究員、木村真三さん(43歳)は勤務先の研究所に辞表を出し、福島の放射能汚染の実態調査に入った。
強烈な放射線が飛び交う原発から半径10キロ圏にも突入、土壌や植物、水などのサンプルを採取、京都大学、広島大学などの友人の研究者たちに送って測定、分析を行った。

また、かつてビキニ事件やチェルノブイリ事故後の調査を手がけた放射線測定の草分け岡野真治さん(84歳)が開発した測定記録装置を車に積んで、汚染地帯を3000キロにわたり走破、放射能汚染地図をつくりあげた。その課程で見つけた浪江町赤宇木の高濃度汚染地帯では何の情報もないまま取り残された人々に出会う。

また飯舘村では大地の汚染を前に農業も、居住もあきらめざるを得なくなった人々の慟哭を聞き、福島市では汚染された学校の校庭の土をめぐる紛糾に出会う。

国の情報統制の締め付けを脱して、自らの意志で調査に乗り出した科学者たちの動きを追いながら、いま汚染大地で何が起こっているのか、を見つめる。

独自データを用いた調査報道だそうです。

新茶の季節を前に

ここ関東では、田んぼに水が張られて、そろそろ田植えが始まりました。緑茶の好きな人は、新茶を心待ちにする時季ですね。

そんな折も折・・・、

神奈川県南足柄産のお茶の葉から放射性セシウムが暫定規制値を超えて検出されました。(5月9日に採取)。1キロ当たり550ベクレルと、570ベクレルだそうです(500ベクレルが規制値)。

汚染は福島や北関東だけではないだろうと思ってはいましたが、実際に検出されたとなるとやはりショックです。神奈川出身の私としては、生まれ故郷が汚染されてしまったのだなあと、今さらながら、福島県で農業に従事していた方の悔しさが思われます。足柄は地形的に盆地のようになっているので、雨が降ったりして放射能が溜まりやすかったのでしょうか。

半減期の短いヨウ素は検出されていないところをみると、最近になって汚染されたのではないようですね。市場には、安全な物とそうでない物がいっしょくたに売られているので、避けようがないのが悲しいです。それでも、何も気をつけずに食べた人と気をつけて食べた人とでは、身体に取り込む放射能の値は8倍の違いがあったというチェルノブイリ事故の報告を読んだことがあります。避けられる範囲だけでも避けるように、気をつけたいですね。
特に小さいお子さん達にとっては・・・。

全国の食品の放射能調査データ(個人の方がまとめたデータですが、便利なので時々参考にさせてもらっています)

「迷惑」について

過去記事に頂いたコメントに返事を書いていたら、長くなってしまったので、記事として上げさせていただきました。「デモの大音量が迷惑」とのコメントから始まった、「迷惑」についてのミニミニ考察といった感じになってしまいました。

「迷惑」で思い出すのは、以前に頂いた名刺のことです。新潟選出の国会議員、元参議院議員の黒岩秩子さんの名刺には「迷惑をかけあおう」と刷られていました。人のお世話になることに遠慮しないで・お世話することをためらわないで、という意味だと思いますが、長年福祉の現場でご苦労されてきた黒岩さんらしい温かく力強いメッセージを感じました。「迷惑」は「どちらから見るか」「何に注目するか」で、多面的な課題を引き出してくれる不思議な力があるのかもしれません。

----(ここからコメントへのお返事)----

音を聞きつけて家から飛び出し、反原発デモとわかったため、デモに加わった人もいました。迷惑と思うか有意義と思うかは人さまざまです。迷惑と思う 人には申し訳ないけれど、ひとたび事故が起これば、お年寄りや乳幼児などケアを必要とする人ほど被害は大きいのですから、「高齢者のケアセンター」のため にも原発は止めたいと思います。

また、迷惑云々は、デモをどのように受けとめるかという人権意識や社会の成熟とも関係があり、一概に「迷惑」と決めつけるには難しい問題でもあるように思います。

「原発の仕事を奪うな」ではなく、日常的に被曝労働者を生む原発でなく、もっと健康的な職場を提供すべきだし、地元が交付金で疲弊していくような地域振興のありかたをこそ変えていくべきでしょう。

チェルノブイリ以後、普通のデモに時々参加してきましたが、その結果、福島原発が起こってしまいました。マスコミもデモの報道はしないし、警察の沿 道警備はますます巧妙にデモを小規模化させてきますしね。工夫が必要なのです。サウンドデモは若者が主催したエネルギッシュな意見表明の機会として着目 し、参加したわけです。多様な表現方法があったほうがよいでしょう。

私は自分が必要と思うからデモに参加するだけで、お勧めはするけれど最終的な判断は個人一人ひとりが決めることです。

迷惑と思われたなら、その意見を主催者に届けるのが筋では?私は主催者でも関係者でもなく、一参加者に過ぎません。

それから、原発が止まっても電気のない暮らしに逆戻りなどしません。試算によると全原発を止めても1990年代の生活を維持できるそうです。もとも とここまで原発が伸びたのは、莫大な推進費用(研究・広報・地元への交付金等)を投じた結果であって、原発の技術が素晴らしかったから伸びたわけではあり ません。「原発は安全」「原発がないと電気が使えなくなる」の刷り込みから目覚めてください。

世界の再生可能エネルギーによる発電量は、昨年原発による発電量を抜きました。世界的な潮流では原発はすでに過去のものです。今止めても、今後はこの負の遺産を、半永久的に安全に冷やし続けるという気の遠くなるような作業が待っています。

せっかくですから、これを機に、ぜひ原発とエネルギー問題について正しい知識を持っていただければと思います。
「迷惑」についていろいろと考える機会をくださってありがとう。

お知らせ「6.11脱原発100万人アクション」

6.11脱原発100万人アクション」のお知らせです。

上記サイトで「呼びかけ」に対する「賛同人および団体」を募集しています。

6月11日は、福島原発震災から3ヶ月。

今なお放射能の放出は続いています。

私たちは、人や自然を傷つける電気はいりません。

全国各地域の人々とともに、6月11日に脱原発を求める100万人アクションを呼びかけます。

6月11日は、声をあげましょう!

今こそ脱原発へ!!

既存の団体や特定の個人が呼びかけ人になるのではなく、今から賛同した個人や団体一人ひとりが「呼びかけ」に呼応する形にして、脱原発一点でより大きなアクションを実現しよという趣旨です。

海外へもメッセージを送り、世界で同時にアクションを起こしていく動きも始まっています。
すでにフランスの市民団体が賛同表明しています。

その前に、まず今度の土曜日(7日)のデモがありますね。
そして、次は6.11へと準備を!
その間にも、各地でさまざまな趣旨のデモや行動が企画されています。次々と湧き出るように立ち上ってくる企画に託して、私たちの思いを実現できるよう、今こそきっと頑張りどき。元気に、そして無理せずに、がんばりましょう。

ブログやメール等で広めていただければうれしいです。

学校の汚染除去~先生達のがんばり

こんな学校の取り組みがあります。

郡山市の小学校ホームページ

規則の運用は同じでも、先生方がどう取り組むかによって、できることはまだまだあのですね。

勇気が出ます。

学校が独自に計測した放射線量については、当初ホームページ上に掲載していたのですが、「インターネットの掲載は県や国など公の機関が発表したものに限る」と、注意があったとのことで、PDFファイルにきりかえたそうです。

地域の様子が少しでも分かれば、子どもを学校に通わせていない人にとっても大変貴重な情報になります。独自に計測してホームページで広く知らせることは、県や国のできない部分をカバーすることにもなるわけで、むしろ歓迎されてもよいはずなのにね。

掲載写真の中に、子ども達が揃って廊下を歩いている写真がありますが、屋外活動ができないため、校舎内をぐるぐる回ってウォーキングをしているところだそうです。「日常の光景に見えたと思うのですが、実はこのように深い意味のある写真なのでした。」との短いコメントに、先生方の複雑な思いが伝わってくる気がします。

遡って読んでいただくと、放射線に対する対策の取り方も参考になるように思います。通常の業務以外にこうした活動を入れておられる先生方のガンバリにエールを送りたいです。

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