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どっちが正しいの?

毎日、原発事故の話題ばかりで恐縮ですが、どうしても気になってしまって・・・。

わけがわからないのが、放射能の危険性や対策を知りたいと思っても、専門家の意見がまったく相反する意見だったりすることです。同じ数値から別の結論が導かれるなどということがあまりに多いので、とても混乱してしまいます。

たとえば、1時間当たり1マイクロシーベルト(μSv/h)の放射線量が計測される土地が、人体に対して危険がないかどうかを知りたいと思ったとします。すると、次のような①②二つの意見が出てくるという具合です。

その前に、単位について説明すると、(何で、私がこんな事に詳しくなってしまうのか ^ ^;;;)

1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト(μSv/h) です。

(ここには出てきませんが参考までに、1マイクロシーベルト=1000ナノシーベルトです)

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では、どのくらい放射線を浴びると身体に悪影響があるのでしょうか? 原爆の被害を受けた広島、長崎のデータなどから、100ミリシーベルト以下では、人 体への悪影響がないことは分かっています。このレベルの被ばく量は症状が出ないだけではなく、検査でも異常な数字は確認されません。・・・・略・・・・

・・・・略・・・・
 毎時1マイクロシーベルトの場所にずっといる場合、どのくらい時間がたつと身体に悪影響が出始める100ミリシーベルトに達するでしょうか? なんと 11年以上の月日が必要です。通常より高いといっても、現在の放射線のレベルは人体に影響を及ぼすものではないことが分かります。

中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長

(全文はこちら)
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首都圏など200km圏内でも、1μSv/hに達する放射線量が観測されている。この放射線量を1 年間(8760時間)浴び続けると8.76mSv となり、公衆被曝の法定限度1mSv/年を超える。日本人が浴びるとされる自然放射量1.2mSv/年と同程度であるとされるが、内部被曝が加わることを考えると、この線量を被曝し続けて安全だとは言えない。

(「福島原発震災」をどう見るか――― 私たちの見解
2011 年3 月23 日
柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会 こちらからダウンロードすると全文が読めます)
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まったく意見が正反対なんですよね。これでは迷います。心配だけど、どうしたら?!になっていまいます。で、とにかく調べてみました。その結果、次のようなことがわかりました。

①の100ミリシーベルトは放射線関連の仕事についている人が、5年間で許容される限度、または1回の緊急対応で許容される限度として設定されているようです。①の前段にもある通り、これを越えると障害が出ますよ、という値です。言わば、仕事として、つまり危険と承知した上で、計測しつつ従事するような場合を想定していると思います。

それに対して、危険を意識することなく普通に生活している人が、呼吸や食品その他から放射能をとりこんでしまうことに対する規制値が年間1ミリシーベルトということなのだと思います。

とすれば、一般の人が普通に生活する中で許容される限度を考えるときは、年に1ミリシーベルトという数値を比較の対象にしなくてはいけないということがわかってきます。ということで、私としては②の意見を妥当な考え方として指標にすることにしました。

年間1ミリシーベルトは一日あたりに直すと、約0.114マイクロシーベルトとなります。私の住むさいたま市は、23日のデータで、「0.139」でした。

全国の放射能濃度一覧 ←肝心の福島県と宮城県が抜けています。宮城県は↓を参考にしてください。

宮城県内の環境モニタリング情報  宮城県内の放射線測定値が見られます。

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