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シミュレーションマップ(追記有り)

海外のシミュレーションマップです。あちこちの国から出されているようですが、ノルウェーのものが見やすいように思います。日本は、せっかく「SPEEDI(スピーディ)」に巨額を投じたのに、何の役にも立っていませんね。

ノルウェー気象研究所による放射能拡散シミュレーション

↑(追記:日本時間は表記+9時間ですので、ご注意ください)

サイトの上の方にズラッと並んだ□にカーソルを持って行くと、その日の汚染予想を静止画で見ることができます。2,3日後のおおまかな予測に役立ちそうです。



「子供にヨード剤を!」チェルノブイリ現地支援の菅谷医師

テレビの報道などでも、あまりヨード剤の服用を促すお医者さんがいないようなので、貴重な発言だと思います。

パエトーン

チェルノブイリ原発事故をもとに、日本で同様の事故が起きることを危惧して1988年に描かれたマンガです。作者本人から無料で公開されています。

ギリシア神話に想を得て、人間には扱えない巨大な力、暴れる炎としての原子力が描かれています。マンガの世界の話でなく、現在実際に起こってしまっていることが、なんとしても残念でなりません。

内容は、原子力の仕組みから始まり、原発の一通りのことがわかりやすく描かれていて、原発の知識がなくてもラクに読めます。でも、今や日本人は、世界のどこの国の人よりも原発について詳しいかもしれませんね。悲しいことに・・・。


山岸涼子「パエトーン」

脱原発デモ in GINZA

Photo

昨日のデモ、友人達と行ってきました。大体、「デモ」というと、私たちくらいのおばさん、おじさんが中心のことが多いのですが、昨日は違いました。老若男女、若い人やお子さん連れもいらして、熱気がありました。最後のリレートークも力強くかったです。

Photo_2

海外メディアの関心も高かったようです。

写真のアングルがどうも、・・・(^ ^::: ・・・  すみません。

映像はこちら。

そういえば、経済財政担当相の与謝野さんが、22日にこんなことを言っていたんですね。

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与謝野馨経済財政担当相は22日の閣議後会見で、福島第1原発事故に関連し、「日本中どこの地域を探しても環太平洋火山帯の上に乗っている国だから(地震 が多いという)その運命は避けようがない」と述べた。これは原発推進の立場から地震が多いことは原発を止める理由にならないとの考えを強調した発言。
 同相は「将来とも原子力は日本の社会や経済を支える重要なエネルギー源であることは間違いない」と語り、あくまでも原発を続けるべきだとの考えを示した。 (3月22日時事通信)
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「地震大国だからやめよう」ではなくて、地震大国だから、「どこに造っても同じ」と、なっちゃうんだ?!もう、何も言えません。

クイズです!

さて、皆さん、今日はクイズですよ~。

次の数字は、イギリス、フランス、アメリカ、日本の、あるものについて比べたものです。

各国ごとに並べてみると、このような数字になります。

イギリス    0
フランス    2
ドイツ      2
アメリカ  322
日本   3954

日本はダントツの一番ですねぇ!
と、素直に喜んじゃいたいところなのですが、さて、この数字は何だと思われますか?。。。。。
                     ↓


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                     ↓


                     ↓

実は、1970年から30年間に起きたマグニチュード5以上の地震の数なのです。

もう一度、おさらい。

   イギリス    0
   フランス    2
   ドイツ      2
   アメリカ  322
   日本   3954

う~~ん、やっぱり地震大国だったんだ、と十分納得させられる数字ですね。それにしても、こんなに多かったなんて思っても見ませんでした。日本人は地震に慣らされているせいか、外国はこんなにないと知ってちょっとショック。

では、次はこの数字です。これもある物の数を表しています。なんだと思いますか?

イギリス  19
フランス  59
ドイツ    17
アメリカ  104 
日本         54

この数字、じっくりご覧くださいね。

                     ↓


                     ↓


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                     ↓

                     ↓


                     ↓

                     ↓


                     ↓


 

こちらは原子力発電所の数です。

上の地震の回数と照らし合わせてみると、こうなります。

       イギリス    0     19
       フランス    2     59
       ドイツ      2     17
       アメリカ   322    104 
       日本    3954     54

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※ 2003年11月、参議院議員福島瑞穂議員への国会答弁より。
出典は、米、英、仏、独については、ISC(国際地震センター)のカタログ(1904~2000)、日本については、気象庁地震年報によります。

これからも原発を造る予定だそうですが、やめてほしい。

と言うより、

即刻やめてーーーー!!!

そして、どんどん減らしてーーー!!!

それにしても、こ ・・・・・こわ い。

原発ハザードマップ 日本全国の原発マップです。

小学生のあの頃

昔、雨に濡れると頭がはげる~なんて言っていた時期がありました。確か、私が小学生でしたから、1960年頃でしょうか。学校の屋根のない渡り廊下を、頭を隠しながら走って渡っていたのを覚えています。

雨に放射能が含まれているから濡れるな、とは聞いていたけれど、ぜんぜん深刻ではなく、「キャー、はげる~」なんて言いながら、笑っていた気がします。今思えば、すごいことだったなあと思うのですが、イヤ思っていたと過去形のほうがいいかな?

最近は、まさに当時のことが現実になってきて、あるいは当時よりもすごいことになっているみたいです。↓

あの頃より3倍近い放射能が、21~22日に降り注いだのですって!
たった2日で当時の1年分も。
降下セシウムは核実験時代の3倍
(山梨日日新聞 2011年3月25日(金))

。。。。。。。。

刻々変化する情報に注意して、できるだけ雨や雪に濡れないことは大事ですね。
とにかく、放射能を体内に取り込まないことです。特に幼い子どもや妊婦さんには気配りをしてあげたいものです。

これから、明日のデモのためのプラカードを作らなくっちゃ。
人に会って話して、元気になってきますね。

ではまた~♪

ドイツ各地で反原発のデモ

お知らせ【27日(日)にデモ・パレード】

(今日、二つめの記事アップです)

ドイツでは脱原発の流れが急速に勢いづいているようです。メルケル首相も州選挙をにらんで方向転換せざるを得なくなった模様で、1980年代までの原発7基に対し、3ヶ月の臨時停止決定を打ち出しました。ドイツでは今週末も、大規模なデモが計画されている模様。

朝日新聞の記事

3月12日(事故の翌日)、ドイツで行われた脱原発の人間の鎖 (勝手にリンクさせていただき、すみません。トラックバックさせていただきます)

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東京でも、3月27日(日)にデモがあります。
関東近県の皆さま、ぜひご参加ください!
一緒に、脱原発の流れをつくりましょう!!

「原発もプルトニウムも再処理工場もいらない」3.27 銀座デモ・パレード

日時:3月27 日(日)13:45 集合 14:00 出発
集合場所:銀座・水谷橋公園
ホテル西洋銀座・テアトル東京のとなり…地下鉄「銀座一丁目駅」
または「京橋駅」下車数分)
※地図は下記参照(4ページ目)

・横断幕やプラカードなど持って来て下さい。
日比谷公園では短時間ですが、最新状況の報告も。


呼びかけ団体:原水禁国民会議(03-5289-8224)/
プルトニウムなんていらないよ!東京(旧称 ストップ・ザ・もんじゅ東京)/
大地を守る会/福島老朽原発を考える会/日本山妙法寺/
日本消費者連盟/ふぇみん婦人民主クラブ/グリーンピース・ジャパン/
原子力資料情報室/たんぽぽ舎


止めよう再処理! 共同行動ニュース


ヨウ素剤はどこへ行った

放射能の中で唯一、予防することのできるのが放射性ヨウ素なのだそうです。ヨウ素はヨードともいい、昆布やワカメの成分としておなじみですね。人間にとってとても重要な役割があるので、からだはヨウ素が入ってくると無条件で(選択せずに)取り込んでしまうそうです。

したがって、悪いヨウ素(放射性ヨウ素)が入ってくる前に良いヨウ素(ヨード剤)で満たしておけば、それ以後に入ってきた悪いヨウ素は取り込まれないというわけです。あまり早く飲んでも意味はなく、24時間前であればほぼ100パーセント、後でも8時間以内に服用すれば40パーセントの効果があるそうです。ヨウ素は成長する組織に取り込まれるので、特に乳幼児や胎児が服用の対象となるそうです。

福島原発付近の住民の方には、ヨウ素剤が配られたようなのですが、服用の指示は出ず、一度配布してから回収したという話もあり、実際にはまだ使われていないそうです。新聞やテレビでは「副作用があるので、指示があるまで飲まないように」というお知らせをやっていますね。

では、実際はどうなのでしょう。

昨日、原子力資料情報室主催の講演会をネット中継で見ました。その際、崎山比早子さん<元放射線医学総合研究所主任研究官、医学博士、現高木学校>が、はっきりとおっしゃっていました。Ustream (←ごめんなさい、おおまかな貼り付けです、ここから捜してください)

「飲んでも大丈夫です。実際に使っている医者の話でも、今まで副作用が出たという話は聞いていません。1回でなく、続けて飲んでしまった場合でも、やめればそれでまったく問題ないです。放射能(放射性ヨウ素)による被害を防ぐことのできる唯一の方法なので、使ってほしいと思いますが、これを使わせないのはなぜなのでしょうね」と。(意訳です)

はしかのワクチンでは100万人に5~10例に重篤な副作用が出るのに比べて、ヨウ素剤は10億人に一人ということですから、はるかに安全だと思われるのですが・・・。

国や自治体は、あるのに飲ませない。被災地以外では、手に入れたくても入らない。まだ誰も使っていないのに足りないって、ふ・し・ぎ。

????

ヨウ素剤を使わせなかった後で、こんなシミュレーションを出してこられてもねえ。SPEEDI(スピーディ=緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)(ああ長い名前~)という、事故発生から12日後に発表された、ぜんぜんスピーディでない汚染予測の発表です。事前に出すから意味があるので、「こんなふうに汚染された可能性があります」と言われても、どうしようもないです。

ああ、不可解!この際、各自が自分で正しいと思う情報を集めて、子ども達を守らなくちゃと思います。

子どもはいいですね~。

被災地の、ある避難所でのこと。
出入りする人達に「おはようございます」と数人の小学生の明るい声が響きます。先生に入り口の清掃を割り当てられた小学生が、清掃がすんで手持ちぶさただったので、自分たちで決めて、入り口で声を掛けることを始めたのだそうです。
出入りするおとな達は、「気持ちが明るくなっていいね」と笑顔。
子どもならではのアイデアだなあ~。。。。。♪

今日はもう一本、27日のデモのお知らせを書きます。読んでね。

どっちが正しいの?

毎日、原発事故の話題ばかりで恐縮ですが、どうしても気になってしまって・・・。

わけがわからないのが、放射能の危険性や対策を知りたいと思っても、専門家の意見がまったく相反する意見だったりすることです。同じ数値から別の結論が導かれるなどということがあまりに多いので、とても混乱してしまいます。

たとえば、1時間当たり1マイクロシーベルト(μSv/h)の放射線量が計測される土地が、人体に対して危険がないかどうかを知りたいと思ったとします。すると、次のような①②二つの意見が出てくるという具合です。

その前に、単位について説明すると、(何で、私がこんな事に詳しくなってしまうのか ^ ^;;;)

1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト(μSv/h) です。

(ここには出てきませんが参考までに、1マイクロシーベルト=1000ナノシーベルトです)

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では、どのくらい放射線を浴びると身体に悪影響があるのでしょうか? 原爆の被害を受けた広島、長崎のデータなどから、100ミリシーベルト以下では、人 体への悪影響がないことは分かっています。このレベルの被ばく量は症状が出ないだけではなく、検査でも異常な数字は確認されません。・・・・略・・・・

・・・・略・・・・
 毎時1マイクロシーベルトの場所にずっといる場合、どのくらい時間がたつと身体に悪影響が出始める100ミリシーベルトに達するでしょうか? なんと 11年以上の月日が必要です。通常より高いといっても、現在の放射線のレベルは人体に影響を及ぼすものではないことが分かります。

中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長

(全文はこちら)
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首都圏など200km圏内でも、1μSv/hに達する放射線量が観測されている。この放射線量を1 年間(8760時間)浴び続けると8.76mSv となり、公衆被曝の法定限度1mSv/年を超える。日本人が浴びるとされる自然放射量1.2mSv/年と同程度であるとされるが、内部被曝が加わることを考えると、この線量を被曝し続けて安全だとは言えない。

(「福島原発震災」をどう見るか――― 私たちの見解
2011 年3 月23 日
柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会 こちらからダウンロードすると全文が読めます)
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まったく意見が正反対なんですよね。これでは迷います。心配だけど、どうしたら?!になっていまいます。で、とにかく調べてみました。その結果、次のようなことがわかりました。

①の100ミリシーベルトは放射線関連の仕事についている人が、5年間で許容される限度、または1回の緊急対応で許容される限度として設定されているようです。①の前段にもある通り、これを越えると障害が出ますよ、という値です。言わば、仕事として、つまり危険と承知した上で、計測しつつ従事するような場合を想定していると思います。

それに対して、危険を意識することなく普通に生活している人が、呼吸や食品その他から放射能をとりこんでしまうことに対する規制値が年間1ミリシーベルトということなのだと思います。

とすれば、一般の人が普通に生活する中で許容される限度を考えるときは、年に1ミリシーベルトという数値を比較の対象にしなくてはいけないということがわかってきます。ということで、私としては②の意見を妥当な考え方として指標にすることにしました。

年間1ミリシーベルトは一日あたりに直すと、約0.114マイクロシーベルトとなります。私の住むさいたま市は、23日のデータで、「0.139」でした。

全国の放射能濃度一覧 ←肝心の福島県と宮城県が抜けています。宮城県は↓を参考にしてください。

宮城県内の環境モニタリング情報  宮城県内の放射線測定値が見られます。

科学者の良心

放射性物質が関東の一部や海からも検出されました。健康を害する数値ではないと言われてもやっぱり不安です。ここでもそうなのですから、原発周辺の方達の不安は比べようもないくらい大きいと思います。

そうした地元の不安感を少しでも和らげようと、先日福島で、専門家を招いて講演が行わたそうです。そのこと自体はもちろん歓迎すべきことですが、そのためには正しい情報が伝えられる必要がありますね。その点が気になるのです。批判が出ないように、国や電力会社に都合のよい意見を講演者にお願いするというようなことがなければよいのですが・・・。

専門家のコメントがまちがっていたために、正しい情報に基づく適切な対処法や、そのためのタイミングを逃してしまうとしたら、とても罪深い行為だと言えます。ほしいのは正しい情報による的確な行動指針です。特に、幼い子どもや妊婦さんは直接被害を被りますから・・・。

なぜ、このような危惧を抱いたかというと・・・。

「福島県災害対策本部は、県民の放射線に対する不安を解消するため放射線による健康被害に関し専門的な知識を持つ、長崎大学大学院の山下俊一医歯薬学総合研究科長ら2人に「放射線健康リスク管理アドバイザー」を委嘱した」(電気新聞2011/3/21web)そうです。

その山下氏がNHKラジオのインタビューで、こんな発言をしました。

「セシウム137の半減期は60日ですから・・・」

正しくは30年です。聞き間違えかと思って聞き直しましたが、はっきり60日と言っています。

インタビュアー「どんどん蓄積するものではないんですか?」

「そうなんです。そこが難しいところで、・・・略・・・どんどん減って最後はゼロになります」

ゼロになるとしても、ゼロになるまでの期間が問題なのに、「ヨウ素は8日、セシウム137は60日で半減するから(問題ありません)」というニュアンスの発言でした。

放射線治療の第一人者で広島長崎の被災者やチェルノブイリの放射線治療についても詳しい人らしいので、「半減期」という初歩的な知識について、うっかりミスをするとは思えません。

半減期(放射能の強さが半分に減るのに要する期間)が60日と30年では大違いです。30年で半分になるということは、60年後に4分の1に、90年後に当初の8分の1になるということですから、人間の一生から考えると一生体内に存在するという表現のほうが当たっているでしょう。

とすれば、山下氏の言われる「蓄積はせずに、なくなる」という表現は正しくありません。また、大気中から、1時間当たり20マイクロシーベルトの放射能数値が検出されたことについても、一年間その場にいても数ミリシーベルトだから大丈夫と言われています。

実際に計算してみたところ、私の計算が間違っていなければ、4204,8ミリシーベルトとなり、障害を引き起こす100ミリシーベルトの40倍にもなる値です。なぜこれが、一年間その場にいても大丈夫な数値なのかわかりません。7ヶ月で、障害を引き起こす限度100ミリシーベルトを超える値です。(20×24×365÷1000で計算。どなたか私のこの計算が違っていたら教えてください)

さらに氏は質疑応答の最後に「冷静に、風評被害に負けないのが大事」と言っていますが、専門家であるがゆえに、正しいことを伝えない山下氏の話のほうが風評以上に問題といえます。

また、権威ある人が発するこうした間違った情報により、正しい情報のほうが風評として扱われてしまわないかも心配です。テレビや新聞でも専門家は、過酷な体験を余儀なくされている被災者の方達に対し、誠実に、科学者の良心に基づく発言をしてほしいと願わずにいられません。

正しい情報がどこにあるか、科学的根拠をキッチリ伝えてくれる情報源がほしいです。


節電に有効なサイト

一日に幾つもアップしていますが。フォローしていただけると嬉しいです。
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ヤフーにこんなサイトができました。
節電と効果的な電気の使用で、停電を減らすことにつなげることもできそうです。
ぜひお知り合いに広めてください。

原発がないとこんなに不便ですよ、と言う言い訳にさせないために、原発が無くてもやれるし、代替エネルギーの開発など新しいエネルギー供給と暮らしのあり方を、私たち自身が切り開いていけるのだという証明にしたいと思います。

原発にはものすごく膨大な開発費がつぎ込まれています。その費用を自然エネルギーの開発と普及にまわせば、原発依存の現状から抜けられるのです。

これについてはまた改めて書いてみたいと思います。

「専門家」は正しい情報を

 

昨夜、そして今朝も、テレビでは同じ東大のなんとかという学者さんが意味不明の回答をしていました。昨日見た番組でも、不安でしたが、今日の答えもよくわからない。政府に都合のよいことしか口にしない、このような人を専門家と呼んで良いのかどうか・・・。

たとえば、こんなふうです。
不安を訴える妊娠中の女性の質問に対して
「普通に生活していても直ちに影響があるのではないから大丈夫です」

  [直ちにではなかったとしても、どういう影響が出るの?]

「水道水で赤ちゃんのミルクをつくっても、1回くらいならよい。毎回ということでは、心配ならペットボトルの水を使って溶いてください」

  [つまり、水道水は危険ということでは?]

<30キロ圏内でも普段通りで大丈夫か?>のキャスターの質問に、
「まったく問題ありません。一日中お子さんが外にいるというわけではないでしょうから」

  [一日外で遊んだら危険ということじゃないですか??!子どもは一日中外で遊ぶこと だってあります]

こんなコメントをされて安心する人がいるでしょうか。つまり危険性があることを無理に隠そうとするからこういう矛盾する答えにならざるをえなくなるのです。しっかりと事実を伝え、何がどう危険で、どうしたら、よりリスクを減らせるかの指針を示すべきです。

チェルノブイリの事故の後、情報に基づき気をつけた人と、何も対策を講じなかった人とでは、身体に取り込む放射能濃度は8倍の(だったかな?、ちょっと数字に自信ないけど、とにかく有意の)差が生じたという報告を読んだことがあります。

本日22日に入ったメールでは小金井市の雑草「はこべ」から。セシウム137で、 900Bq/kg(野菜の基準の1.8倍)を検出したそうです。関東でも福島原発事故の影響が出始めていることがこれではっきりしてきました。

国は調査しながら公表していないデータを持っています。以下、朝日新聞の記事です。
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3月21日23時朝日新聞の記事 (リンク切れに備え、全文を下に貼り付けます)

 住民の被曝(ひばく)量や放射性物質が降る範囲の予測を国が公表していないため、研究者らから批判が出ている。文部科学省が委託した機関が1時間ごとに計算し原子力安全委員会に報告しているが、国は「データが粗く、十分な予測でないため」と説明している。

 予測システムはSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測)と呼ばれる。原子力安全技術センター(東京)が、原発の位置、放射性物質の種類や量、放出され る高さ、地形などを元に、最新の風向きや風速のデータを加えて計算。日本全域を250メートル四方に区切り、それぞれの場所にすむ人が吸入などで被曝する 量を予測する。

 同センターによると、11日の地震発生約2時間後から、東京電力・福島第一原発について計算を始めた。放射性のヨウ素や希ガスについて、放出量の見積もりを何段階かに変化させて計算。1時間ごとに2時間後までの被曝予測データを、原子力安全委員会に報告しているという。

 原子力安全委員会事務局は「放射性物質の種類や量、放出時間などの推定が粗いので、避難などの判断材料としては使っていない。その状況なので軽々しく公表できない」と説明している。

 一方、長瀧重信・長崎大名誉教授(被曝医療)は「条件がそろわないと予測できないというのはおかしい。国は持っているデータをすべて公開することが大事だ。根拠をもとに住民と相談して、対応を決めるのが原則ではないか」と話している。

 福島第一原発から出た放射性物質の拡散予測について、米原子力規制委員会(NRC)は「あくまで推定で、実際とは異なるかもしれない」と注釈つきで公 表。米国はこれらを参考に原発から半径80キロメートル以内にいる米国人に避難を勧告した。また、フランスやオーストリアの研究所なども拡散する様子の動 画をホームページなどで公開している。(木村俊介)

フランスでも心配している

昨日掲載したフランスからの情報が、読みやすく整理されて送られてきましたので再掲します。内容は同じものです。
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コミュニケ:
CRIIRAD (Commission de Recherche et d’Information Independantes sur
la Radioactivite) ―― 放射能に関する独立調査 情報委員会

コミュニケ    2011 年 3 月 20 日 9 時

3月20日(日)に フランスのメディアでも「福島第一原発近辺でとれた農作物に微
量の放 射能が検出された」と話題になりました。汚染のレベルは人体に影響の
ある量ではないと 言っていますが、その情報は正確ではありません。

食料品(一週間以上前から放射能をかぶってきているホウレンソウ、葉物野菜な
ど)の分析結果がだんだんと出てきています。検査対象はごく一部であるにもか
かわらず、時として放 射能にかなり汚染されていることがわかります。

―― 汚染レベルは高く、微量とは言えません。1キログラムあたり 6100 ベクレ
ルから 15020 ベクレル、平均すると10450 ベクレル/kg の放射性ヨウ素 131 が
ホウレンソウに検出されました。 その上検査の対象になった農作物の産地は福
岡第一原発近辺ではなく、茨城県の中の7つの市町村の作物で検査が行われまし
た(原発 から南におよそ 100km 位)。

――5歳の子供がヨウ素 10000 ベクレルを摂取すると年間許容量1ミリシーベル
トに達し ます。2歳未満の子供の場合、約 5500 ベクレル(15020 ベクレル/kg
のホウレンソ ウを 366g)で年間許容量に達してしまいます。

――汚染された食品は 撤去されなければなりません(葉物野菜、牛乳、チーズな
どが 汚染されやすい食品です)。「危険性が無い」という事は無いのです。もち
ろん非常に高い量ではありませんし、ただちに危険があ るわけでもありません。
現在福島第一原発の高度の放射能の下で働いている方々に比べても、被曝量は格
段に少ないでしょう。しかし これらの数値を見ると、予防策をとる必要があり
ます。汚染された食物摂取による被曝は、空気に含まれる放 射性物質の吸入と、
その空気に触れることによる被曝、そして汚染された土壌から の被曝にさらに
付け足される事になるのですから。

―― 3 月 21 日(月)追加情報 : 茨城県日立市における18日採取のホウレンソウ
に 放射性ヨウ素 131 が 1kg あたり最高 54100 ベクレル検出されました。この
値では2歳から7歳の子供には 184g の摂取で年間許容量1ミリシーベルトに達す
る事になります。

※ CRIIRAD (Commission de Recherche et d’Information Independantes sur
la Radioactivite) ―― 放射能に関する独立調査 情報委員会クリラッド研究所
はフランスの独立非営利団体で、 放射能と原子力について知る権利、放射性物
質の危険から身を守る権利を擁護することを目的としています。

訳者註 : クリラッドは チェルノブイリ原子力発電所の問題でフランスの住民が
十分な情報を得られなかったために大きな被害をうけたことをきっかけにつくら
れた民間団体です。現在福島第一原子力発電所の問題でおこる人体へのリスクを
「予防の原則」を踏まえて随時分析中です。

For further queries : laboratoire@criirad.org and contact@criirad.org

放射能汚染から子ども達を守る基準

福島原発の事故により、茨城産のほうれん草や福島産の牛乳から暫定基準値の何倍もの放射能が検出され、不安を呼んでいます。特に、小さいお子さんをお持ちの方や、妊婦さんはことのほか心配ですね。17日に従来より高く設定され直した基準値が厚労省から発表された直後に、その基準の何倍もの数値が検出されたのですから、消費者としてはやはり不安です。

汚染された食品を一年間食べても大丈夫と言われても、乳幼児や妊婦の危険度が高くなることは確実ですから、大丈夫と言われてもぜんぜん心配は減りません。

そこで、海外からの情報をご紹介します。危険性についての具体的な記述が参考になりそうです。

以下、情報をそのまま転載させていただきます。

フランスの独立の放射能測定団体CRIIRAD*が、日本で公表された茨城県産農産物の放射能測定結果にもとづく評価を発表しています。以下その仮訳です。

* チェルノブイリ原発事故のさいのフランス政府情報操作に対抗して、独立の立場からの放射能に関する情報を市民に提供することを目的に設立されたNPO。環境保護NPOとして国の認定を受けており、ローヌ-アルプ地域圏、ドローム県、イゼール県、アヴィニヨン市など多数の自治体と環境放射能測定や放射能に関する啓発活動、放射線防護などの委託契約を結んでいる。2006-07には仏領ポリネシア政府の要請で、モルロアでのフランス核実験の影響調査を行っている。

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CRIIRAD (放射能独立研究情報委員会)コミュニケ
2011年3月20日9時発表

日本における食品の放射能汚染
Contamination radioactive des aliments au Japon

本日3月20日(日)朝、多くのフランスのメディアが、「福島第一原発の近隣市町村産の食品の一部に放射能の痕跡が検出された」との情報を報道しており、汚染は危険のないレベルとみられるとしている。

この情報は間違っている。

食品の分析結果がようやく公表された(ホウレンソウやサラダ菜のような食品は1週間以上前から放射能を受けている)。公表された数値はまだ非常に(あまりにも)部分的なものだが、放射能の強さを知る手がかりになる。

- 非常に高い汚染レベル(これは放射能の「痕跡」というものではない)がホウレンソウから検出された:ヨウ素131が6,100 Bq/kg~15,020 Bq/kg(平均10,450 Bq/kg)。

- 試料採取地点は福島第一原発近隣の市町村ではなく、茨城県の原発の南約100kmにある7市町村である。

- 5歳の子供の場合、ヨウ素131を10,000 Bq摂取しただけで年間許容量の1 mSvに達してしまう。2歳未満の子供の場合、約5,500 Bq(茨城県産のホウレンソウに含まれる放射能よりもはるかに低い値)で許容線量に達する。

- 汚染された食品(葉もの野菜、牛乳、生チーズなどの危険食品)は、「危険がない」と言えるものではなく、消費しないよう回収すべきである。もちろん、被曝線量は高いものではなく、いますぐ危険というものではなく、福島原発の対策にあたっている作業員たちの被曝レベルに比べればはるかに低い。しかし、だからといって防護対策が必要ないことにはならない。汚染食品の摂取による汚染の上に、放射性のガスやエアロゾルの吸入、原発からの放出物や地面に堆積した放射能による被曝も加わるからだ。

(原文はこちら: http://www.criirad.org/actualites/dossier2011/japon/communique2003_japon.html )

福島原発から3,5キロの町

事故から二日、福島原発から3,5キロの町に取材に入ったジャーナリストの報告です。

フォトジャーナリストの豊田直巳さん、森住卓さん、広河隆一さん、ビデオジャーナリストの綿井健陽さんら6名が入って取材されました。身を賭しての貴重なお仕事に敬意を表します。と同時に、どうか気をつけてお仕事してください、と思わず祈ってしまいます。

放射能測定器が振り切れて、ピーとなる音が不気味です。無人の町の病院では、医療器具が散乱し、ベッドが乱れ、取る物もとりあえず避難されたであろう様子を物語っています。

映像の強みといったらよいでしょうか。私のへたな解説より実際の映像をご覧になってください。生活が根底から覆されるとはどういうことか、すさまじさを目の当たりにして、辛いです。

影響は早くも食品に

(一部、訂正と追記。3/21

福島原発の事故から一週間。
食品安全委員会というところから、食品の摂取について、平成14年に出された暫定基準値を参考にするよう指示がありました。


で、これが「安全」なのかと悲しくなりますが・・・食品の放射能暫定規制値というのが発表されました。その数値を見て、ショック!暫定数値なので今後に留意を、とありますが、セシウムが500ベクレルまでは許容とあります。

確かチェルノブイリの事故の後、輸入食品を規制したときのセシウムの値が370ベクレルでした。当時、タイは確か80(?)でしたか二桁の規制値で、しっかり国民を守りましたが、原発推進の日本は370ベクレルというゆるい数値を設定したのでした。

今回は、それをも上回る500ベクレル、しかも毎日食べないわけにはいかない国産の食物が、です。これを毎日食べ続けなくてはならないのかと思うと愕然とします。とりわけ子ども達が心配。

チェルノブイリ事故の後、ヨーロッパからの輸入食品のうち、基準を上回るものは本国に送り返されました。暫定限度(放射能濃度)を越えた輸入食品一覧。今回は送り返すことができません。国産ですから。

テレビで、現行の暫定数値が厳しすぎるのだから健康上問題な数値ではない、とコメントする専門家(?)の発言がありましたが、それならなぜチェルノブイリの時に輸入食品を送り返すまでしたのでしょうか?当時は今の基準よりも厳しい370ベクレルで規制され、送り返されていたのです。「安全」な食品を送り返していたことになりますね。

「そんなに十分安全ならば、暫定基準値をもっと高く設定したらいいじゃありませんか?」というキャスターと同様の疑問を持ちました。
状況の深刻さを改めて思わずにいられません。しかもまだ、事故は収束していませんし・・・。

明るいニュースが書けないのが悲しい。
でもね、だめだめ、こんなことでは…。
おばあちゃんとしては、孫たちのためにも前を向いて進まなきゃね。

※上記サイトの記述で問題の箇所があります。東京-ニューヨーク間を航空機で移動したときに浴びる放射線の14分の1(だから安全)という記述がありますが、正しくありません。放射線を一時的に外から浴びるのと、呼吸や食物で身体の中にとりこむのとでは、ダメージの大きさはたとえ少量でも恒常的に体内からむしばまれる後者の方が大きいのです。X線の例も同様。

いつのときも

暗いニュースが多くて、うつむきがちな今、被災して救出されたおじいさんに、逆に励まされました。

素敵なおじいさんの笑顔!

「また再建しましょう」

こんな状況下で、晴れやかに、澄んだ眼差しでこう語ることのできる人って、本当に素敵だ。

なんか元気が出てきます。いつのときも、希望を胸に生きることはできるんだ、ってね。



緊急:原発事故の情報

地震と津波、それに続く原発事故と、経験したことのない緊迫した日々が続いています。
被災された方々には、心からお見舞い申し上げます。

何をしたらよいのか、ぜんぜん落ち着かない。

身内や知人と連絡がとれず、すごく気がかりですが、今現在、私にできることを最大限できればと思います。

さて、このようなときは、正しい情報が一番大事になってきますが、原発事故に対する政府の発表は要領を得ず、不安です。

下記の映像は多少専門的になりますが、現在起こっていることをわかりやすく伝えており、正確な把握に役立つと思われますのでぜひご覧ください。

原子力資料情報室記者会見 

http://www.ustream.tv/recorded/13269582

どうか、この映像をご覧になって価値があると思われましたら、お友達やお知り合いに広めて頂ければ幸いです。

どうか一人でも多くの生命が救われますように。
少しでも被害が小さくなりますように。
祈りを込めて・・・。

※3月13日17時に同様の記者会見が行われるそうです。また、USTREAM で見られるのではないかと思います。

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