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温暖化対策と原発推進の効果

ほとんどテレビは見ないのですが、たまたまつけると、いきなり鳩山首相のインタビューに出くわすことが多いこの頃です。

昨日もこんな場面が・・・。

地球温暖化対策基本法案についてインタビューされた首相
「CO2削減のため、原子力推進を盛り込みます」なんだそうです。本当にガッカリです。原発は危険性の問題だけではなく、温暖化対策のように緊急性を要する対策として役に立たないということは専門家も指摘しているのです。

それに今まさに、青森県六ヶ所村には、イギリスで再処理された使用済みの核燃料がガラスのキャニスターに固められて戻ってくる最中です(キャニスター28本分=何トンだったかちょっと忘れましたが)。

日本が出したゴミなのだから日本に戻って来るのは当然なのですが、そんな危険な物を近くに置きたくないというのは誰もが思いますし、でも戻ってこなかったとしても、地球上のどこかにこうした高レベルの放射性廃棄物が存在し続けることは確かです。「その処理はいつか未来の世代が解決してくれるさ」、ですませちゃっていいのでしょうか。原子力推進と言うことは、結局そういうことです。

下は、温暖化対策に原子力推進は役立たないという指摘の引用です。

2020年までに温室効果ガス25%削減するのに原発は役に立つのでしょうか?
新規原発についてWORLD BANKは次のように言っています。(2009年9月)

日本語訳:
「原子力には相当の資本と高度の熟練職員が必要であり、運転開始までのリードタイムが長く、短期の炭酸ガス排出削減の効果は限られている。一基の原子力発電所の計画・許認可・建設には、普通、10年かそれ以上の時間がかかる。また、近年は発注が減っていることから、原発の数多くの重要部品の製造能力も世界中で縮小してきており、この製造能力を回復するだけでも少なくとも10年はかかる
であろう。」
(日本語訳:グリーン・アクション)

以下、英文オリジナル:
Nuclear power has large requirements for capital and highly trained personnel, with long lead times before it comes on line, thus reducing its potential for reducing carbon emissions in the short term.
Planning, licensing, and constructing a single nuclear plant typically takes a decade or more. And because of the dearth of orders in recent decades, the world has limited capacity to manufacture many of the critical components of nuclear plants, and rebuilding that capacity will take at least a decade.

(出典:World Development Report 2010: Development and Climate Change
By World Bank, World Bank Group
2009 October)

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