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海は・・・

昔、英会話スクールに通っていたときのことです。イギリス人講師にアイルランド出身の男性(20代半ばくらい?)Tさんがいました。

ある日、数人のクラスで雑談していたとき、何がキッカケだったのかは忘れましたが、私はセラフィールドの核燃再処理工場のことを尋ねました。

(それまでの話で、彼がそうしたことに問題意識があると思っていたから、そうした話題を出せたのだけれど、今思うと、英会話の雑談でよくそんなことを質問したなとも思う。)

これはどこかに書いた気もするのですが、とにかく自分で体験するというのは、とても印象に残るものなんですね。そこで彼から聞いた話は、何度でも人に伝えたくなるくらいショックでした。

セラフィールドはアイリッシュ海に面し、海を渡ればアイルランドです。

Tはセラフィールドの危険性を話したあと、自分はアイリッシュ海でとれた魚は食べないと言いました。

当時すでに、セラフィールド周辺の子ども達には小児白血病が多発しており、父親(母親でなく!)が工場で働いている場合、生まれた子どもに染色体異常が見られることも報告されていました。

「アイリッシュ海の魚はもう食べられないよ」と言ったTの言葉は、知識を事実で裏付けられた言葉で、ショックでした。

セラフィールドがどんなに危険かは情報としては知っていても、「ああ、あの情報は本当だったんだ。事実なんだ!」とわかるのは、実際に「危険だから、ボクは食べない」という人が目の前で語ることで、突きつけられる感じでした。

あれから15年以上たって、現在では青森県六ヶ所村に、再処理工場ができてしまいました。本格稼働に向けて国は何が何でも強行突破で推進しようとしています。(トラブル続きなのに)

昨日、スーパーで買ったイカは青森産でした。稼働が始まり海に廃液が流されると・・・。安全の問題、食糧自給率にも響く問題、・・・問題だらけ。

「青森産のイカは食べられないよ」となってからでは遅い。とわかっているのだけれど、・・・。

JANJANの記事、とてもわかりやすいです。これは7回シリーズの最終回。歯科医の山本さんがセラフィールドの子どもはロンドンの子どもよりも、プルトニウムの量が9倍多いと報告しているのも胸が痛みます。

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