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ベアテさんの贈りもの

ベアテさん、頑張ってくれてありがとう!それにケーディスさんも。

と、思わずお礼を言いたくなるような日本国憲法の成立過程です(NHKスペシャル4/29)。

だって、こんなこと言ってたんですよ、当時の日本側の委員は。

「男女平等の思想は日本の国民にあわない。歴史や文化にもあわない。」

よって削除するように、とGHQに求めたそうです。

それに対して、GHQのケーディス大佐がうまく日本側を説得して、憲法に男女平等が入れられることになったそうです。

若いアメリカ女性のベアテさん。当時、憲法の起草にあたって、これほどうってつけの人もいなかったのではないでしょうか。(※)

肝心なことは、実際に24条(男女平等の条文)があって本当に良かったということです。女性である私は今までに何度かこの条文に勇気づけられてきました。

つくる人に人権意識がなければ、たとえ日本人がつくったとしても、良い憲法にはなりませんよね。

日本人がつくった悪い憲法より、誰がつくったとしても良い憲法の方がずっといいです。

結局私のすごくおおざっぱな見方では・・・・、

天皇中心の国にしたい日本政府と、日本の軍国化への歯止めをかけたいGHQや極東委員会の狭間で、虚々実々の協議が続けられた結果、思いがけず<国民主権・平和主義>の<奇蹟のような憲法>ができあがってしまった。

・・・・という気がするのです。

番組では、単に押しつけられた憲法ではなく、日本側の意向が反映されて憲法の条文ができあがっていったことがわかりました。

当時の日本側委員長が「戦争放棄を高らかに宣言しよう」と述べているくらいなのです。この時代の空気=当時の人々の悲願が、背景にあっての政治家の発言だと思います。

また、愛知県の教師達の強い要望で「小中学校を義務教育にすること」が盛り込まれました。原案では小学校のみでした。教育の不平等が戦争に向かわせたことの反省からです。

また、「生存権」を加えることも日本側から出されました。国が負う責任とは別に、国民一人ひとりが生存の権利を持っていることを明記する必要があるという考えからです。

こんなふうにみんなで考えてつくった憲法は、決して押しつけなんかではありません。私たち国民が選びとった憲法なんだと、改めて思いました。

ベアテ・シロタ・ゴードンさん
日本に10年間滞在し、渡米後再び日本に戻ってGHQ民政局で働く。六カ国語を話すフェミニストで有能なりサーチャー。当時22歳で憲法起草委員としてただ一人女性として選ばれる。

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