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お巡りさんは夜回りさん?

奈良県では少年補導条例なるものが今年の3月に制定され、7月から実施されます。それに先立ち5月、住民への説明会が開かれたそうです。

奈良県少年補導条例 (ページの右側に全文が載っています。満19歳の者、満18歳の者、18歳未満の者、と対象年齢と補導の内容が細分化されていてビックリ。実際に運用するのは大変そう。)警察官と少年補導員が夜中の徘徊少年その他を巡回して補導するなど。詳しくはHPを。

さて、住民説明会での一コマ。

住民の質問:
「不登校の子どもが夜中にコンビニへ買い物に行くときなど間違われて補導されることはないのか?」


少年課の答え:
「不登校の子が外出するとき何かワッペンのような印をつけてもらえたら」

???!!!

質問した人は、「ユダヤ人の人たちがつけさせられたマークを連想してしまいました。不登校の子ども達の人権をどう思っているのでしょうね」と怒っていたそうです。実は私も、この話を聞いた瞬間、「ナチス」を思い浮かべました。ヒットラーが首相になってしばらくして、街の肉屋に『ユダヤ人の店」と貼り紙がされました。そのときほとんどの人は貼り紙を気にとめることもありませんでした。それから数年後、人権無視の悲惨な時代がやってきました。

不登校の子ども達を支援している知人は、こう言って心配しています。
「不登校の子どもにとって、昼間も一人で外に出られるようになるというのはとても大変なことで、『社会参加』の大切な一歩とも言えるのに、警察や補導員の監視の目が不登校にも向けられたら、そんな芽も摘み取られてしまいます。」

いっぽうでは夜回り先生のように、子どもに真向かいになって取り組むおとな達がいる。他方、「補導」という手段で問題を解決しようという動きがある。果たして、どちらが問題の解決に近いのでしょう。

『補導」は問題の根本的な解決につながるのでしょうか。元を正さすに、ささまざまな理由ではみ出さざるを得なかった部分を、ハサミでチョキチョキ切り取ってしまうようなやり方は本当に解決といえるのでしょうか?

う~~ん、なんか違うような気が…。

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