« ここも、春 | トップページ | また一つ »

甲イカの赤ちゃん

060331_15140001

   

ここも、

ここも ☆ ☆ ☆060404_11350001

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

92歳のおばぁの言葉。
「海を埋めて何の役に立ちますか?」
「辺野古の人を殺すんですか?…」
あなた方も親から生まれて学問をなされたなら、人の情けも少しは考えてください。」…

おばぁだけではない。
「この土地や海は自分たちのものではなく、先祖から受け継いで子どもや孫達のために残していくものだ」と、基地移設に反対する人たちは口々に語る。

米軍基地移設で揺れる沖縄県名護市・辺野古。その反対運動を追った「海にすわる~沖縄・辺野古 600日の闘い~」(琉球朝日放送)というビデオを観た(沖縄のみで放送された1時間バージョン)。沖縄県辺野古地区で米軍の基地移設に反対する地元の人たちを追ったドキュメンタリーだ。

どう考えてもひどいと思うのは、辺野古地域の陸上の大半は、すでに米軍基地(キャンプシュワブ)によって占められている。この上、海上まで米軍に使われたら、漁もできなくなり、観光に来る人もいなくなり、もちろん希少なジュゴンもいなくなる。陸も海も米軍基地となってしまうのだ。

そのようなことが東京で起こったらどうだろう。神奈川や千葉で起こったらどうだろう。沖縄だから許されるの?

国を相手に、状況はとても厳しい。
にもかかわらず、あくまで非暴力で、人間味を失わず、揺らぐことなく頑張る人たちにはただただ頭が下がる。

そして時には、ユーモアをもって…。
漁船で応援に繰り出した漁師の一人は、昔、漁師が鮫よけに着けたという赤いフンドシを船のへさきに結んだ。「防衛庁よけ」だ。
彼の船の上でのパフォーマンスには、お役人たちもいつのまにか拍手を送ってしまう。

そして反対派の人たちは、お役人たちを自分たちのテントに招き入れ、お茶を勧めて話をする。おばぁの説得力にあふれた温もりのある言葉に、目頭をぬぐう人もいる。おばぁだけじゃない、誰が語る言葉の中にも、人間を感じさせるジワ~ッとあったかい言葉が光っているのだ。

揺れるサンゴ礁の中からフワ~っと生まれてきた黄色い甲イカの赤ちゃん、なんて可愛いの!あのアニメーションになった熱帯魚「クマノミ」に勝るとも劣らない愛らしさ。そして貝とサンゴの共生が生きたまま見られるのもここ大浦湾だけ、ジュゴンの最北端の生息域だし、…大浦湾はまさに世界の宝物なのだ。

とはいえ、住民の中には基地移設に賛成の人ももちろんいる。そうした地元の複雑な心理を抜きにしては本当の解決にはならないだろうとも思う。では、直接の当事者ではない私は、遠巻きに見ているしかないのだろうか。

やっぱり「関係ない」ではすまされないだろうなと思う。とっても、問題は複雑だけれど。何せ、コトは今始まったわけではない。戦後処理の未解決の問題がズルズル続いてきたのだものね。

それにしてもあの青い海はどうなるのだろう。

« ここも、春 | トップページ | また一つ »

「平和」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73432/9417727

この記事へのトラックバック一覧です: 甲イカの赤ちゃん:

« ここも、春 | トップページ | また一つ »

2014年6月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30