« 心と身体が踊る… | トップページ | 辺野古(へのこ)で何が »

雨に濡れても♪

0613butai5 前日の舞台準備

音祭りが終わって10日が過ぎた。思い返せば、ちょっとした怒濤の日々だった。でも、いろんなことが体験できて、大変だったけど、面白かった!それに一番嬉しかったのは、こんなにも大勢の人がいろいろなことで係わって支えてくれていると実感できたこと。出演者、スタッフ、お客さん、友人、知人エトセトラ。あちこちに書いても幾ら書いても足りないくらい嬉しかったことだ。

音祭りはそうした人と人とのつながりをみんなが実感できる、そのことを伝えられるお祭りになればいいんだなあと、改めて思った。

あの日は、朝から今にも雨が降り出しそうなお天気。天気予報は雨だというし、はずれてくれないかなぁと祈っていたが、やっぱり雨になった。朝のうちに会場に入ってしまった私は、だいぶ後になってお客さんがコートの雨を払っているのを見てやっと気づいたわけだけど。

会場入りしてスッタフの皆さんに挨拶、下館さんとバックミュージシャンも同じ頃、会場に。初めてお会いするパーカッションの小松さん。ベースの金城さんは、鶯谷のライブで下地さんのバックを務めていらした。お二人とも初対面なので私はちょっと緊張したが、それぞれ笑顔で挨拶してくださったのでホッとした。下館さんに仕上がり具合をきくと、いい感じですよ、の返事。数日前に3人で夜通しセッションしたらしい。楽しみだなぁ。(甘かった!実際は3人のセッションは聴けなかった。準備で席を立たねばならなかったから。)

なんだかんだで午前中がアッという間に終わる。昼頃、ホールでボディ・パーカッションの打ち合わせしているところへ、大城さんが、ついで下地さんがギターを下げて姿を現す。

ワー、いらっしゃい!ホントに来てくれたんだ!と感激。(当たり前だ。が、目の前に実際にご本人達を見るまで不安)。午後になって、友人やボランティアスタッフの若者たちが集まってくる。手順をうち合わせ、机や配布物の用意をお願いする。スタッフの若者達に仕事に入る前に、ちょっとでもホール全体の空気を味わってもらおうと、若者達を観客席に案内して、リハーサルの仕上げを見てもらう。

その後バタバタと準備に追われていく。

リハーサルが済んだところで、スタッフと出演者全員に声を掛けて、ホールでほんの短い顔合わせをした。それぞれに忙しい開演前のひととき、一同に集まってもらうのはちょっと気が引けるのだが、お客さんを迎える前に、全員がちょっとでも顔を合わせておきたかったので、思い切って声をかける。ホールに全員が集まったところで、簡単に出演者・スタッフの紹介をする。天井近くの照明スタッフさんにも、下から「よろしくお願いしまーす」。

今日はこのメンバーで音祭りをやらせていただきます。よろしくお願いします。」

さあ、後は開場まで、受付等が忙しくなる番だ。実際それから、てんてこ舞い。初めての試み、(といってもまだ1回しかやっていないのだから、去年やらなければ初めてだ)「受付順に座席指定」という方法ををとりいれた。

受付が始まってしばらくすると、楽屋で別の準備をしていた私の所へ、「受付がはかどっていない」と若者の一人が飛んでくる。急遽、応援に入ってと彼に頼んで、受付人数を増やす。受付に行ってみると確かにまだ半分以上もお客さんが扉の外だ。開演まで15分しかない。

ロビーでは寒いから、トイレに行きたい人もいるでしょうし…、とこちらも気が気でない。受付がはかどるように座席表をあらかじめガラス扉に貼ったり、行列のお客さんに声をかけたり、そんなこんなでウロチョロしていたら、あとで、言われた。「ちょっとやそっとであたふたするな。堂々としてたら。」だって。(←愚息の弁、クーッ、コノーッ、………!)  ………確かに、そうかも。

とまあこんな具合だったが、慣れるに従い受付がドンドンはかどり、なんとか10分押しで開演することができた。ホッとして楽屋へ戻ってしばらくすると、気がついたときには、下地さんの声が楽屋のマイクから聞こえてきていた。

急いでやるべきことを済ませ、そっとホールの最後部に座った。やれやれ…。ホッと一息つくとまもなく、下地さんのMCに私の名前が出てきた。「主催者の○○さんは、子育てのカウンセリングなどをやられているんですが、………これは実際にボクの知り合いの話で…」と「秋のひとり歩きという歌に。

4歳の秋に、母親に手を引かれて施設に連れて行かれ、そのまま母親と離ればなれになった彼は、秋になると一人で日本のあちこちを旅して歩く、というエピソードをもとに書かれた歌だ。下地さんの哀切に満ちた歌声がホールに響く。…この日の歌は、「魚売りの少年」、「ハイ  アグ」(*「アグ」は宮古方言で友人のこと。)「我達が生まり島」「その一歩」「ガレキに咲く花」と、しっとりと、子どもとか命とかに思いを馳せた歌が多かったように思う。

下地さんはわざと「暗い歌」と、よく自嘲気味に笑って言われるけれど、陰と陽、影があるからなお光がいっそう深みを増し、輝くのだから、「暗い」歌も大いに歌ってほしいと思う。これは昨日、当日の写真担当のスタッフが撮ってくれた下地さんの写真を見て思ったこと。写真の一コマ一コマにいかに下地さんが歌を大事に歌っているかがにじみ出ていてビックリした。精魂込めて歌っているのが表れている。これからは今まで以上に「暗い」歌に注目しようと思った。 

さて、第2部の下館直樹君。彼には今回本当にお世話になりました。地元での広報のために本当に丁寧にあちこち動いてくれました。お疲れさまでした。

でも、エンジンがかかるまでが長かったから冷や冷やだったなぁ。年末になって、後2週間ちょっとと言うときになって、「そろそろお知らせしなくちゃ」と言われたときは焦った。「エッ、今まではじゃあ何やってたの?私は夜も眠れないくらいチケットの心配してるのにぃ、モウ、キーッ!」て感じで、牛になったり猿になったり、もう少しでキレそうになった。

そのころから、やっと本腰を入れてくれて、お知らせしたら、それはミュージシャン本人が案内を出せば効果は抜群、主催者が声を掛けるのとは違う反応が。私もやっと少しホッとする。

当日は、ハラハラしながら聴いていた。ギターはもちろんバツグンだから何の心配もしないけど、おシャベリし出すと次は何を言うのか、どこまで行っちゃうのか、親心、姉心。ソロが終わる頃には次の準備で席を立ったが、気になった。それにしても楽屋で聴いた3人のセッション、直接ステージで聴きたかったな。アンケートにもいっぱい書いてもらったが「月、すき」の「永久の満月」。また、もっと聴きたいね!オリジナル曲をもっとの声、多数。個人的には、スタンダードナンバーを一曲リクエストしてあるんだけどね。「アルハンブラの思い出」下館ギターで聴いてみたい。

さて、次はかなんさんのボディ・パーカッション。実は、私、控えで幕の影にいたので、何にも見られなかったんですよね。まだビデオも見てないので、影で音を聞いていただけ。早くビデオを見たいなぁ。子ども達が喜んでくれたらしい、一つになれて良かったとか、良い感想を頂いた。もちろんそうでない意見もあったけど。それでも私はやっぱりボディ・パーカッションがあってよかったと思っている。写真を見たら楽しそうな雰囲気が伝わってきたし、なんと言っても「音・ま・つ・り」だからね。聴くだけでなく、参加できるのがいい。

と、いろいろあって、とにかくズミセッション。ここでは曲の途中から、紙テープが飛び交った。そのうちステージ上のミュージシャンからもテープが飛んできて、ファンは大喜び。お客さんが次々に立ち上がって手拍子、踊り出す。紙テープはフィナーレに向けてジャンジャン飛び交う。見ると、知人のMさん(男性)が楽しそうに踊っている。普段の彼からは、踊るなんてまず想像がつかない。やったね!!

アンコールの拍手がやまなかったけど、「ゴメンナサイ、時間がないの」と思いつつ、閉会となった。ロビーでお見送り。誰にもみんなに感謝、感謝!

長かったような短かったような一日が終わった。その後もすごかったんよ。ぜ~んぶ片づけて最後に楽屋のカギを返し、一人ホールを出る。(みんなには車で打ち上げ会場に向かってもらった)外は雨。けっこう横殴りの…。バスは30分以上待たないと来ない。歩こう。駅まで、大きな荷物3個を抱えて傘を差して歩き出す。駅までが今までになく遠かった。駅に着いたら電車が出たばかり。とこんな感じで、トコトコ、とぼとぼ打ち上げ会場に向かったのだ。冷たい雨だったなぁ。寒かったなぁ。荷物は重いし、お腹はすくし、服は濡れるし…。でも、何だか終わった解放感と、ホッとしたのと、充実感と、ホッカホカの気持ちで、ちっともイヤではなかったよ。

打ち上げ会場まで、ヨッコラヨッコラ歩きながら、みんなに、みんなに「アリガトー!」

「たんでぃがーたんでぃ!」(宮古方言で、どうもありがとう)

« 心と身体が踊る… | トップページ | 辺野古(へのこ)で何が »

「音楽」カテゴリの記事

コメント

さくら子さん本当にお疲れ様でした。

本番が終わってしまってからも、いろんな人が「音祭り」のことをいろんなところで話していたり、ブログに書いていたり。。。
それに触れるたびに、当日の感動、楽しかった思いが蘇ってきます。

こんなすてきなイベントに巡り合えて、本当に私は幸せ者だと思います。

また、来年も是非、(大変な思いをして!)みんなの為に「音祭り」を開催してくださいね!

本当にありがとうございました。

らぶ&すまいる!
メイ

お疲れさまでした!
私は都合がつかず、うかがえなかったのですが、
大イベントを裏側から密着取材したようなさくら子さんのご報告に、熱くなりました。

>メイさん

ありがとう、そんなに大切に思ってくれて。
>来年も是非、(大変な思いをして!)みんなの為に

来年のことは…ウーン???
ま、何はともあれ、
らぶ&すまいる、でハッピーなつながり、楽しみましょうね!

>shukoさん
「密着取材」におつき合いくださり、アリガトさんです!
今年のShukoパワーもかなりの熱さではないかと…?

来年も音祭りがあるなら、
絶対私も参加させてね。
スタッフで。

>ばるタンさん
来年も音祭りがあるなら、
絶対私も参加させてね。

「エーーーーッ?!沖縄から来てくれるの?!」
なんて最初は勘違いして、飛び上がっちゃったんですが、
やがて冷静に考えて気がつきました。

お申し出、ありがとう!


いいえ、ほんとに行くつもりなのよ。
受付とか、座布団はこびとか、行列の最後尾のプラカード持ちとかをやりたいの。

>ばるタンさん
え?本当に来てくださるの?沖縄から?!

ワ~オ♪
ってまだやるって決まってないのよ。
でも嬉しいですねぇ。

行列のプラカード?
「これは何の催しですか?」
「どこに続いているんですか?」のためね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73432/8303200

この記事へのトラックバック一覧です: 雨に濡れても♪:

« 心と身体が踊る… | トップページ | 辺野古(へのこ)で何が »

2014年6月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30