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もっと、ゆっくり

051124_1038001 銀杏がだいぶ色づいて…。

今日、新聞のコラムを読んでいて、その立場に置かれないと気づかない、いろいろなことがあるものだと改めて思った。手話を修得して、耳の聞こえない妊婦さんの出産に立ち会った助産師(仮にAさん・女性)の方が書かれた文章だった。

Aさんが10数年前、看護学生だったときに、聾唖の女性がまったく産科的にはリスクがないにもかかわらず、「耳が聞こえないと、いきむタイミングが通じないから」という理由だけで、医者が帝王切開すると言ったのだそうだ。Aさんはそれを疑問に思ったことから、手話を習ったのだという。

その後Aさんは、助産師の資格と手話上級の資格を取って、耳の聞こえない女性のお産の介助を担当するようになったそうだ。コラムは、Aさんの介助で産まれた上のお子さんが、二人目の出産を終えたその母親のかたわらで、「片言のおしゃべりと一緒に小さな手でする手話がとてもかわいい。そんな家族とかかわれた喜びに感謝感謝のお産だった。」と結ばれている。

聞こえることが当たり前と思って過ごしている自分。聞こえないことでこんな苦労もあるのだと教わる。そしてAさんのような人の存在にも気づかされた。

そう言えば、今日は白い杖を手にした目の不自由な方を、朝と帰り、一人ずつお見かけした。エスカレーターの右端を足早に上っていた自分の慌ただしさを反省した次第。

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

目の不自由な方の白杖は聖なるものであって、他人は触れてはいけないのでありますが、私の見た光景を書きます。
いろんな方向に行くバスが来るバス停でのこと。
白い杖の男性がベンチの前に歩いてきました。すると、ベンチに座っていたおばちゃんが、座ったまま手を伸ばして白杖を「がしっ」と掴み、「どこに行くの?どのバス?」。
「○○行きです」。
おばちゃんは、答えを聞いてやっと杖を離し、
「来たら教えるからあんたそこにいなさい」。
おばちゃんと男性は、知り合いでもなんでもないです・・。
親切の押し売りなんですけどね・・。
おばちゃんがすごく堂々としていたし、ここは沖縄だし、ま、そんなのもアリかな? と思っちゃいました^^;
でも、普通は白杖掴みはタブー。
それから、歩数をカウントしているかもしれないから、歩いているときに突然声をかけるのもだめよね。

ウ~ン、沖縄ならありそうな…。そして許されそうな、お話しですね。

>それから、歩数をカウントしているかもしれないから、歩いているときに突然声をかけるのもだめよね。

そうか!歩数を数えていたのか!

実は、その朝、ホームで見かけた白杖の男性は、黄色い線の上をコンコンと杖を突いて行き、ある場所でピタッと止まって電車を待っていた。
あれはきっと、歩数を数えてのことだったのね。

帰りに出会った女性も、マンションの入り口まで緑地帯の縁をたどって、コンコンと杖をついて行き、入り口の角で曲がっていた。

どちらのケースも、慣れているふうだったので邪魔してもいけないと思い、声を掛けなかった。

でも、それで良かったのね(ホッ!)。
少なくともこの場合は…。


そうなんです。
「親切にしようと思って白い杖の人に声をかけたのに怒られた。もう二度と親切にしない」という人がたまにいるんです。
親切の下一けたが違っちゃった感じでもったいないですよね。
白い杖の人が困っているのかどうか、まずはゆっくり観察して、困っているようだったら話しかけるのがベストだと思います。

話しかけるときの定番の言葉があればいいと思いませんか?
「メイアイヘルプユー?」みたいな。

ホントね。
定番の言い方があったら、お互い、便利ね。

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