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沖縄で不思議な出会い、そして基地

このところ、とても不思議な出会いとそのご縁で、いろいろとラッキーなことが続いている。先週末は沖縄のライブに行ってきた。ライブ翌日は米軍基地移設反対運動の辺野古巡り、そして同じ日の夜には野外音楽イベントを体験した。このうち予定していたのは、一日目の下地勇さんのライブだけで、あとの辺野古音楽イベントはまったくの偶然で体験できたことだった。そして計画してもとてもこんな充実したスケジュールは組めないと思われるくらい、中身の濃い二泊三日だった。

事の起こりは、一週間ほど前に、この「はるのかんたんふ」へのコメントがキッカケで沖縄在住のBさんと、双方のブログにコメントを書きこんだりしていたことからだった。Bさんのブログに、沖縄に立つ前日、「明日沖縄に行きます。」と、ほんのチョコッとコメントを書いた。そしたら夜半にBさんよりメールが届き、「ライブ会場の喫茶コーナーで会えますか?」とお返事が。お互い、出発前には読まれないかもしれないと思いながら書いていたにもかかわらず、結果的に短時間で連絡がつき、会場で会うことになったのだ。

さて、沖縄での当日夕方、開場時刻20分前に着いてみると、すでに行列ができていた。飛行場からホテルに荷物を置いて急いで駆けつけた私は、その列の一番後ろにならんでホッと一息ついて携帯をチェックした。Bさんからの着信履歴が入っていた。電話をすると、何とライブ会場の列に並んでいるという、初めて聞くBさんの声。

「私は今着いたので後ろの方です。」と伝えながら、列を見回すと、携帯を手に笑顔で振り向いた女性が前方に。これがBさんとの初対面だった。

それからは、ライブまで、オシャベリしながら開演を待った。後から聞いたところでは、なんとBさんは下地さんがインディーズのCDを初めて出した頃からのファンだという。下地さんがマリンショップの宣伝か何かに出たときに、収録の際、直接番組と関係のない女性アナウンサーまでドドッと駆けつけてしまったという裏話も聞いてしまった。

沖縄のミュージシャンのこと、地域の社会問題、政治やお互いの仕事や活動のことなどなど、いろいろと話した。初めてなのになぜか昔からの友達のような感覚で話ができたのは不思議だった。そのうちに、Bさんがある提案をしてくれた。ご主人が翌日やんばる(本島北部)に用事があって行くので、辺野古に行きたかったら乗せていってくださるというのだ

辺野古は一度行きたいと思っていたが、一人で行くのはちょっと重かった。が、Bさんも同様で、一緒だったら行きたいと言われる。渡りに船とばかりに、お言葉に甘えることにした。

こうして不思議なご縁とラッキーな展開が始まった。

ここから、「辺野古(へのこ)」ミニ報告。(米軍基地「巡り」→大浦(?)湾→辺野古)

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気持ちよく晴れた朝、宿泊ホテル近くの駅で拾っていただく。ご主人の運転で、一路北へ。

途中の米軍基地の周辺も廻ってくださった。と言うより、走っていると自然に米軍基地の周辺にならざるを得ないのが実情だ。緑豊かな道路脇が皆、米軍施設なのには驚く。ご主人が適切に解説してくださるので、問題が鮮明に見えてくる。こうしたことを知らずに走っていれば、「米軍基地に囲まれていると言うけれど、基地は見えないし、そんなたいしたことないじゃん」なんて思ってしまいかねない。一歩フェンスの向こうは、日本政府も関われない治外法権区域なのだ。

0511061

遠くに見える茶色の建物が米軍ヘリの墜落した沖縄国際大学。

左のフェンスの左側全体がずっと奧まで米軍基地。

0511064 木立の下の灰色の機体がヘリコプター。日曜なので人気がないが、普段は訓練で上空を頻繁に飛んでいるという。フェンス越しに撮影すると、広大な敷地と、その奧の手の届かない基地の大きさを実感。基地の中に街があると言われることを体で感じる。

0511065hageyama 一見ナンデモナイ小高い丘。 丘のてっぺんがはげているのはなぜか?

米軍の砲弾射撃訓練で、緑の山肌がはげてしまったのだ。

手前の駐車場に破片が飛んできたこともあったという。あまりの頻繁な訓練に住民から抗議の声が挙がり、一部が北海道に移されたことで、かなりこれでも緑が修復されてきたのだという。余談だが、紅葉のように見えるのは、マツクイムシにやられた松の木。

こうして、行けども行けども、基地が続く。右に基地、とぎれたと思ったら左に基地、と言う具合だ。10分以上走っても、道路脇のフェンスの向こうに延々と基地が続いているのだ。

基地というと、コンクリートで固められた殺風景な建物や装甲車やヘリコプターが並んでいるのを想像するけれど、こうした緑の続く中に、米軍住宅や専用のスーパーや施設が点在する景色もすべてが基地なのだ。つまり、生活の保障すべてをまかなうには環境を丸ごと提供するということなのだと沖縄に来て初めて実感した。在日米軍の75%が駐留する沖縄では、その仕事と生活の保障をすべて提供させられているのだ。とてつもない広い土地を、環境破壊と危険という「おまけ」つきで。

ワ~、書き出したら止まらなくなっちゃった。米軍基地に関してぜひ書きたいことがあと一つ。でも長すぎるので続きは次回に。

barutansan

車で案内してくださったBさんご夫婦。さりげない気配りとご親切には本当に感謝しかない。こんなに旅の思い出が豊かになったのもお二人のおかげだ。

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コメント

私が初めて沖縄へ行った時(10年位前)の事です。

那覇から車を走らせる、と基地が延々と続いている。
小さい島の中、基地はあまりに広大だ。

北部へ向う途中、基地の一部開放(目的は地元住民との交流)があり、中に入ってみる。
体育館ではバスケットボール大会、模擬店、アメリカ兵と日本人も楽しそうに談話している。
その向こうには、どこまでも真っ青に広がる海。
そしてこの海は沖縄に住んでいても、普段は見ることの出来ない外国。

沖縄が本当の意味で日本に返還されることを願っています。

「沖縄のこと」と考えるのでなく、「日本のこと、自分達の国のこと」として、もっともっと本土の方が注目してくれたら、と思うのです。

サンバ2005さん、こんばんは。
自分たちの国なのに、ふだんは見ることのできない海があるなんて…。絶対変ですよね。

距離の遠さは意識の遠さになってしまうのかと思うと、淋しいですね。
でも、音楽や食べ物や、文化や人など、
何でもいいから興味を持つことで、
そこから関心が広がっっていったらいいですね。

Bです。

はるのかんたんふに、下地勇の名前が出てきたときには、目がぱちくりしてしまいました。しかも沖縄ライブにまで来られるとは。

沖縄ではチケットが完売していたのですが、さくら子さんに会うために会場に行ってみたら当日券を売っていました。私のラッキーもすでに始まっていたのですね。

今回のオフは、前日遅くに連絡が取れるという綱渡りでしたが、連絡が取れなくても会場に行ってみようと思っていました。「さくら子さん Bです」と書いた紙を持って立っていたかも・・。

基地and辺野古ツアーは、いいお天気に恵まれました。暑すぎたけど、海の色がきれいなのはやっぱり晴れた日ですね。
次の日は一転して曇りだったので、この点もラッキーでした。

実弾演習ではげ山になったところを見てもらいましたが、今はその場所では実弾演習はしていません。北海道の自衛隊演習場に場所が移されたからです。
しかも思いやり予算で、米兵たちを沖縄から北海道まで輸送しているんです。

町とめちゃくちゃ近いところで実弾演習をやっていたのも異常ですが、北海道は広いですから、どれだけ撃ちまくっていることか・・・。かえって恐ろしいです。

鹿や熊やフクロウやキタキツネなどが、実弾射撃のためにどんなに迷惑を被っていることでしょうか・・。

基地問題は、沖縄だけの問題ではありません。日本中をおおっている重圧が、日々重くなっていくようです。
サンバ2005さんのおっしゃるとおり、「沖縄が本当の意味で日本に返還されること」を望んでいたのに、むしろ日本が沖縄化しています。
こうなると、「沖縄だけで困っていた時代の方がよかったのでは?」と思ってしまいます。

でも暗い方向ばかり考えると、人生つまんないので、歌って踊って台風が来るとハイになる沖縄の生活は、実にワタクシに合っております・・。

そうですよねえ。ここで下地勇の名前に出会えば、ビックリですよねえ。
驚かせてスンマセンでした。
「はるのかんたんふ」は何が話題になるかわかりましぇん。これからも、ね。

>「さくら子さん Bです」と書いた紙を持って立っていたかも・・。

こういうのも面白かったかもね。「さくら子さん?」「何者だ?」と話題になったりして。ついでに「へのこ」も。

へのこ作戦(プロジェクト「へ」?)、9条の9パンとか、「タンスにジュゴン」とかおいしい作戦や楽しい作戦を考えよう♪

前回のコメントで、不正確なことを書いてしまいました。

はげ山の場所の実弾射撃演習、北海道に移されたのは「長距離実弾射撃演習」だけであり、普通(!)の実弾射撃演習は、今でも続いています。

今は実弾を使っていないような書き方をしてしまいましたが言葉が足りませんでした。

2ヶ所に分散することで、基地負担の軽減と言われますが、2ヶ所を合わせると、1ヶ所の時より負担が増えているのかも・・。

負担の軽減なんていっても、チェック機能があって、しっかり事後調査でもすれば別でしょうが、増えたか減ったかは傍目には分かりませんよね。とにかくぜ~んぜん、政府の言う事は信用できない。

ばるタンさんも書いていたけど、本当に私も、日本全体が捨て石になって行っている気がする。沖縄だけじゃなく。

それに、新聞で読んだんだけど、沖縄に基地を押しつけておこうとしているのは、アメリカよりも、日本政府なんだって。

つまりどこに持っていてもいやがられるんだから、それなら沖縄にできるだけ押しつけておこうと言うことらしい。何も変わっていないね。戦争当時の意識と。

また、暗い話になったぁ。。。

今、友達が沖縄に行っているんだよ。植物の精みたいな人だから、沖縄の花や植物と話しているかも・・。おみやげ話が楽しみだにゃぁ~。

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 ↑ 浜辺のさくら子さん ここは、沖縄でも珍しくなってしまった天然の浜辺です。 私がほにゃにゃけているうちに、さくら子さんが今回のオフの詳細を書いてくださいましたよ。 [続きを読む]

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