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皇帝ペンギン

「皇帝ペンギン」という映画を観た。マイナス40度の氷の世界でのペンギンの生態は、知らなかったことばかり。ダンスを踊っているように見えるペンギンたちの独特な動きは、子孫を残すための真剣勝負の「ダンス」だった。

卵を産むと雌のペンギンはエサを求めて海へと数ヶ月の旅に出る。その間は雄が卵を温めて待つのだが、そのためには雌から雄へと、マイナス40度の中で素早く卵の受け渡しが行われなくてはならない。受け渡しがスムーズにいかず、ほんの数秒でも外気にさらされたままになっていると、たちまち卵は死んでしまうからだ。

受け渡しに失敗した卵が、氷の上にころがり、たちまち褐色に変色して卵全体にヒビが入り、隙間から凍りついた中身がかすかに見える場面は衝撃的だ。そうならないために、二羽の親ペンギンは足を踏みならすような格好で体を揺すりながら、お互いの調子を合わせていく。そうやってスムーズに受け渡しをするのための練習をしている。これがあたかもダンスのようにみえる。

夏から冬へ、そしてまた夏へと、自然の猛威と戦いながら生きるペンギンたちの生態が語られる。私が観たのはたまたま日本語吹き替えバージョンだったためか、子ども連れが多かった。隣の席のおばあちゃんと来ていた男の子(小学校低学年くらい?)は、途中で飽きたのか「あと何分?」と訊いていた。「あと25分よ。」とおばちゃんの声。

親鳥の声がそれぞれ男女の吹き替えで語られているし、淡々とした記録映像ではなく、ストーリーとしてわかりやすい編集になっているのだけれど、それでも子どもにはわかりづらいのかな?私はとても面白かった。厳しい自然を生き抜く生き物の姿には、人間の居ずまいを正させるものがある。家族や親子のやりとりについても、人間以上に人間的(?)なペンギンの家族。「地球上では人間が一番」なんて思うのは、ホントに思い上がりだと教えられ、そしてなぜかチョッピリ安心した。

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