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夏休み帳

kamira 二学期制をとっている小学校の多くは、今日が終業式だとか。いよいよ夏休み、私の家の近くでもさっそく花火が盛んに上がっていた。夕暮れ時になると何だか外が賑やかだ。どうやら駅前商店街のお祭りがあるらしい。「行ってきま~す」という親子の声がベランダから聞こえてきた。一時間ほどすると、打ち上げ花火の音も聞こえてきた。が、残念ながら我が家からは見えない。

夏休みというと、私の頃は「夏休み帳」なるものがあった。薄っぺらな物なんだけど、なぜか8月31日にまだやり残っていたりするのだ。夏休み最初の一日目は、「さあ、夏休みだ40日もある」と夏休み帳の1ページ目の計画表などを作って、順調にウキウキとスタート。何時何分起床、ラジオ体操の後、ご飯を食べて、宿題をやって、と細切れの「充実した」時間割をつくる。ところが一週間もするとみごとに挫折。そして修正版の時間割には自由時間が一気に増え…。これを繰り返して六年間が過ぎたような…。

ある年の夏休みのこと。8月31日の夜遅く、宿題が終わらずに頑張っていた。疲れてふと二階の窓を開けると、通りを隔てた先の、同学年のMちゃんの家の明かりが見えた。Mちゃんの部屋も二階だ。「きっと宿題やってるんだ」

それから数時間、「終わらな~い!」、と焦りながら、疲れて窓の外を見るとMちゃんの窓にも明かりがともっている。そしてまた机に向かった。その夜は明け方近くまで、私の部屋もMちゃんの部屋も、明かりが消えなかった。

翌日、眠い目をこすりながら仕上げた宿題を持って学校へ行くと、帰りにMちゃんに出会った。聞けば、やっぱり宿題で頑張っていたらしい。Mちゃんも私の部屋の明かりを見ながら、「やってるな」と思っていたらしい。夏休みというと思い出す40年以上前の出来事だ。

夏休みが楽しい思い出として残っていれば、それは子ども時代の貴重な宝物だろう。私の宿題体験も、イヤな思い出ではなく、何となくほのぼのした思い出として残っているのも、あの時代の空気が、まだまだ温かいものを持っていたからなのかもしれない。

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コメント

いいお話しでうらやましいです。
私の夏休み帳の思い出は・・・読んでもあんまり楽しくないです。でも、思い出してしまったのでブログに書いてしまいました。

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» [雑記]夏休み帳の苦い思い出 [きびをむく少女の指先傷つきてラムの琥珀酒カリブの海より来たる]
今は、もうないんですね。夏休み帳。 これは自慢でもなんでもないのですが、8月31日に夏休みの宿題をかたずけるのにタイヘンだったという記憶は私にはありません。性分というか、教師のいうことに従順だったというだけのことなのですが。夏休みの初め、7月中には絵日記や観察日記のようなもの、自由研究は別にして、宿題のほとんどはかたずけていました。4年の時だったとおもいますが、8月も差し迫って30日、比較的近くに住む、X君が夏休み帳を貸してほしいとやって来ました。よく分からないところがあるのでちょっと、貸してほし... [続きを読む]

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