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サナギが蝶に?

大学からの帰り、学生達とバスに乗り合わせた。
バスは午後の日を浴びながら、新緑に彩られ始めた丘陵地帯をクネクネと下りていく。
ふとバスの窓から見ると、平行して走る自転車道を一台の自転車が滑るように下りて
いくのが目に入った。自転車通学の学生だ。

急な下り坂だから、こがなくても進む。シャツや髪が風になびいて、蒸し暑い車内から
見ていると、見るからに「ワアー、気持ちよさそう!」

と思った瞬間、…後ろから学生の声がした。

「超、気っ持ちよさソ~!」
(ホント!私もそう思う。)

「コケろ!」
(え?コケろ?)

「エアガンで撃ちてェ~!」
(え?なんでそうなる?ちなみに、この台詞全部同一人物。)
私は一瞬思考が止まる。

以下、3人(たぶん)の会話。
「チッキショウ。気持ちよさそう~。」
「エアガンか、昔、よくやったなあ。」
「昔はよかった!何にも考えずにやりたいことやってたもんな」
「ホームレス、毛布ひっぺがしてエアガンで撃ちまくったりとか」
「え、おまえそんなことやってたの?」
「だって、葉っぱにくっついたサナギみたいに、くるまって寝てっから。」
「蝶になんじゃネ?」
「そしたらウチワでシッシとか、やってやんの…。今じゃできねえな。よくやったよな、
オレも。」
「ホームレスって何がキッカケでなるんだ?」
「働かないでも食べられて、理想の生活だってさ、」
「オレはやだな、いくら働かないで食べられても、」

「小泉純一郎そろそろやめるの?」
「え?そうなの?」

…………………………………………………………………

子育てを振り返ってみると、何年も前のことを子どもの口から後で聞かされ、冷や
汗が出てくるようなことがたまにある。男の子は特にそうだ。親は知らぬが仏だ。
事前に知っていたら引き留めていたに違いない危険と隣り合わせの、あるいは法
に触れるかどうかというギリギリの、冒険だったり「悪さ」だったりなどだ。

しかし男の子に限らず、多少のリスクを犯してでも冒険をする要素がいっさいない
と、育っていかない部分もあるような気がする。
(ここで思い出すのは、羽根木プレーパーク。余談だけど、ここのURLがいい。otagaisama)

では、どこまでなら許されるのか、また許されないのか。常に決まり切った法則は
なく、子どもも親も経験を積みながら、試行錯誤して答えを出していくしかないのだ
ろう。

防空壕で遊んでいた中学生達が一酸化炭素中毒で亡くなった。痛ましい事件だ。
危険個所のチェック、封鎖など、いろいろ意見が出ている。何が本当に適切な処
置なのかは、よーく考える必要がありそうだ。

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