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電車の母娘

小学校の裏手を通ったら、今日は入学式だったらしい。華やいだ雰囲気の親子連れ
にいっぱい出会った。校庭の桜は、明日か、あさってくらいには満開になりそう。
まさに「はるのかんたんふ」の季節だ!

今日は所用で片道90分の電車移動だ。住宅地から次第に田園風景になる。しかし、
北に向かったので沿線の桜はまだ3分咲きくらいだった。それでも蕾を蓄えた枝の
紅色が沿線に霞んでいる様子は、春の景色そのものだ。

車内はガラガラにすいていた。みんな陽気につられ、ウツラウツラしている。
私もせっかくだから沿線の景色を楽しもうと思いながら、ついウトウト…。
目を開くたびに、廻りの乗客が変わっている。
何度目かに目を開けると、目の前のシートに女の子がチョコンと座っていた。
2歳くらいだろうか。

シートは横長、ひろーい座席の真ん中に、ナップサックを背負ったお母さんと並ん
で座っている。広いシートの真ん中にチョコンと座った様子は、人形を座らせたよう
で、まず何となくユーモラスだ。手にはしっかり切符を握っている。

真っ黒い髪を両側でツンと縛って(アニメの主人公にいたような気がする)、黒いT
シャツで、黒目がちの大きな目をパッチリ開いている。
「何でもしっかり見るわよ」とでも言いたげに、右を見たり、左を見たり。出口に向か
う人がいると、全身でその人を追って、カラダ全体でのぞき込んでいる仕草が何と
も可愛い!

「そう、今日はもうおしまいね」女の子がお母さんに向かって何か言うと、お母さん
が答えていた。今日はお散歩日和だったものね。きっと電車で小さい旅をしてきた
のだろう。天気は良し、桜も咲き始め、子どももお母さんも「どっかお散歩行こうか、
おべんと持って。」なんてね。

女の子のまん丸な目。一日、きっといろんなものを、興味津々で見てきたのだろう
な。
こんな風に見ている私、自分の子育て時代には、可愛いなあと子どもの風景を見る
余裕はなかったな。今でこそ、どの子の仕草も皆、素直に可愛いと感動してしまうし、
少々乱暴なヤンチャも、笑って許せる。「子育て現役」時代はそうはいかなかった。
おばあちゃんの目線は、だからこそ社会にとって潤滑油として大事なのかもしれな
い。

終点の改札口で、お母さんに切符を渡す女の子。
「楽しませてくれてアリガト。バイバ~イ。」(声にはしなかったけど、ネ)

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