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揺れるわかめ

「にじいろの ゼリーのような くらげ」

「ドロップみたいな いわから はえてる こんぶや わかめの はやし…」

絵本「スイミー」(レオ・レオニ作・谷川俊太郎訳 好学社)の1ページです。

深海の澄んだ水の中の生き物や海草が、美しい色彩と楽しいアイディアの
技法で描かれていて、見ているだけで、まるで水中を散歩したようなのびや
かな気持ちになれるのです。

レオ・レオニは私のお気に入りの作家ですが、なかでも、「スイミー」の水彩
の絵は素晴らしくて、いつまで見ていても飽きることがありません。

「にじいろの ゼリーのような くらげ」は、透き通るようなすみれ色とインクの
ブルー。色がついているのに<透明>を感じるのです。

「こんぶや わかめの はやし」、これはどうやって描いたのでしょうか。
面白い模様です。布レースに絵の具をつけて型押ししたのでしょうか。
レース模様が、キラキラと射し込む光を表しているようです。海の底なのに、
深呼吸したあとのような気持ちよい開放感です。

050305_2014001

ゆらゆら揺れる海草を想像しながら、ふと自分も
同じようだなと思います。
学生がくれたメールの中に「進路を決めて進んで
きたはずなのに、それでもまだ学ぶ意味は何か
と悩んでいる」姿がありました。


年を重ねたという意味での人生経験の差はあった
としても、同時代を生きる一人として、根源的な問
いに対して、あっちに揺れ、こっちに揺れしている点では、学生も私も
そう大差はないように思います。
実際私は、年中アッチャコッチャ試行錯誤して揺れてますからねェ…。

海中に揺れるこんぶ・わかめ状態です。

でもまあ、<海中のこんぶ・わかめ>も、海を楽しみつつ揺れていられたら
いいのかな、と。
そう、どうせなら楽しく揺れるわかめになりたい!

(実際の絵はもっとスッキリ明るいんですよ。)

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コメント

>海中に揺れるこんぶ・わかめ状態です。
でもまあ、<海中のこんぶ・わかめ>も、海を楽しみつつ揺れていられたらいいのかな、と。
そう、どうせなら楽しく揺れるわかめになりたい!

これ、実感ですね~私もー。
「スイミー」をこんなに丁寧に、たのしんでいっらしゃるの羨ましくなってしまいました。早速家にもあったはずの「スイミー」を探したのだけれど、見つからない(^-^;今度本屋さんでみてみます。
そう、最近絵本を楽しんでいなかったなと思いました。

最近、ちょっと絵本の魅力にハマっています。
それも、絵をくまなくじっくり見るのが面白くて。これ、私が子どもの頃に読んでいた読み方
みたいです。

「舌切り雀」の娘さんの着物の柄は何かとか、「三匹の熊」のテーブルにはどんな食器が乗っていて、「アリババ」の盗賊の集めた宝石が洞穴の中で赤や緑に輝いていたこととか、お話しの筋とは関係ないことに、興味を持って見てました。

その延長ですが、秘かな楽しみなんですよ。

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